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ランチタイム・コンサートVol.13 葵トリオ
この重量感と名人芸! ― ピアノ・トリオは室内楽の華
日時 |
2021年6月2日(水)
開演11:30 |
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出演者 | 葵トリオ 秋元孝介(ピアノ)、小川響子(ヴァイオリン)、伊東 裕(チェロ) 岡田暁生(企画・構成、お話) |
演奏曲目 | エルガー:愛の挨拶 モーツァルト:ピアノ三重奏曲 変ロ長調 K.502 第1楽章 マルティヌー:ピアノ三重奏曲 第1番 H.193「5つの小品」 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第3番 ヘ短調 op.65 B.130 |
ランチタイム・コンサート Vol.13 の聴きどころ/ナビゲーター 岡田暁生
ピアノ三重奏は室内楽の中で最も華麗なジャンルです。古くはティボーとカザルスとコルトーのように、スーパー・ヴィルトゥオーソが三人集まってやるのです。そこでは協奏曲の興奮とシンフォニーの重厚が、室内楽の親密さと一体になっています。葵トリオを初めて聴いたときの衝撃は忘れられません。若くしてこの圧倒的な重量感。それでいながら、初めて弾く曲のような瑞々しい探求心と若々しい歓びが溢れています。今回は曲目もえり抜き。20世紀世界の悲劇を描くチェコの作曲家マルティヌーのトリオは、なかなか聴く機会のない大傑作。そして同じくチェコのドヴォルザークでは、ロマ楽団のような名人芸の火花が散ります。ご期待ください!
出演者プロフィール
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葵トリオ
Aoi Trio, piano trio
ピアノ:秋元孝介 Kosuke Akimoto, piano
ヴァイオリン:小川響子 Kyoko Ogawa, violin
チェロ:伊東 裕 Yu Ito, cello
第67回ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝した、現在最も注目を集めるピアノ三重奏団。「葵/AOI」は、3人の名字の頭文字を取り、花言葉の「大望、豊かな実り」に由来。国内の主要なホールに加えヨーロッパの各都市で出演している。第28回青山音楽賞バロックザール賞、第29回日本製鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞を受賞。マイスター・ミュージックから「ハイドン27番&シューベルト2番」と「ベートーヴェン1番&メンデルスゾーン2番」の2枚のCDをリリース。現在はドイツを拠点に、ミュンヘン音楽大学でD.モメルツに師事しながら国内外で活動している。
公式ホームページ:http://aoitrio.com/ -
岡田 暁生(企画・構成、お話)
Akeo Okada
京都大学人文科学研究所教授。音楽学者、文学博士。専門は19世紀から20世紀初頭の西洋音楽史。主な著書に『音楽の聴き方』(中公新書、吉田秀和賞受賞、2009年度新書大賞第三位)、『ピアニストになりたい!』(春秋社、芸術選奨新人賞)、『恋愛哲学者モーツァルト』、『西洋音楽史』、『オペラの運命』(以上、中公新書)、『すごいジャズには理由がある』(共著、アルテスパブリッシング)、『音楽と出会う』(世界思想社)がある。新聞の演奏会評や書評欄もしばしば執筆している。近刊は『音楽の危機-《第九》が歌えなくなった日』(中公新書)。
主催 |
住友生命いずみホール[一般財団法人 住友生命福祉文化財団] |
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