ブルージュ国際古楽コンクール優勝者コンサート

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日時 2024年4月2日(火)
開場 18:00
開演 18:30 ~レクチャーの部 19:15~コンサートの部
終演 21:00 頃予定
出演者 18:30~ レクチャーの部
平井千絵(お話/鍵盤楽器奏者)
堀 朋平(お話/音楽学者)

19:15~ コンサートの部
マチェイ・スクシェチュコフスキ(チェンバロ/ブルージュ国際古楽コンクール2023チェンバロ部門優勝者)
演奏曲目 J.S.バッハ:
フランス様式による序曲 ロ短調 BWV831
平均律クラヴィーア曲集 第1巻より
第4番 嬰ハ短調 BWV849/第14番 嬰へ短調 BWV859/第19番 イ長調 BWV864
J.P.ラモー:
新クラヴサン組曲 第1番 イ長調より
アルマンド/クーラント/サラバンド/3つの手
J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集 第1巻より 第15番 ト長調 BWV860
フランス組曲 第2番 ハ短調 BWV813

使用チェンバロ
アトリエ・フォン・ナーゲル社製(フランス)
住友生命いずみホール所有
公演内容 選ばれし名手の演奏とレクチャーで、チェンバロの魅力を追求する一夜
料金 一般 ¥3,000
U-30 ¥1,000
フレンズ特別価格 ¥2,000
発売日 フレンズ:2023年12月1日(金)10:30 / 一般:2023年12月8日(金)10:30
お問合わせ 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188

輝かしいキャリアの始まりに立ち会う

古楽器コンクールの権威「ブルージュ国際古楽コンクール」(ベルギー)が、2023年夏に開催された。
このコンクールは、トン・コープマン、鈴木雅明、クリストフルセ、ピエール・アンタイ、ジャン・ロンドー、マキシム・エメリャニチェフ、川口成彦など、錚々たる鍵盤楽器奏者が優勝、入賞し、羽ばたいた場である。
5年ぶりに開催された同コンクールのチェンバロ部門を制したのは、ポーランド出身21歳のマチェイ・スクシェチュコフスキ。
コンクールを現地で聴いた者からは「音楽が豊かで、香りがあった」と評された。この若い才能が、優勝を記念して初来日を果たし、バッハとラモーの魅力的なプログラムを披露する。今後の音楽界を牽引する若き実力者の初ステージをお聴き逃しなく。
コンサートの直前には、同コンクール2001年フォルテピアノ部門第3位の経歴を持つ平井千絵を迎えたレクチャーも実施。コンクールの様子や、チェンバロの特性、そしてその音楽について、ホールの音楽アドバイザー堀朋平とともに語る。
レクチャーとコンサートの両方で、チェンバロの魅力を追求する一夜に期待が膨らむ。

メッセージ ――マチェイ・スクシェチュコフスキ

私の日本ツアーはもちろん皆様に音楽をお届けすることが一番の目的です。しかしこの国そのものにも関心があります。日本、あるいはアジアを訪れるのは今回が初めてのことです。日本の伝統的な建築、音楽、そして料理なども堪能したいと思っています。それらの経験から大きな喜びを得て、私にとって忘れがたいツアーとなることでしょう。今回のコンサートでユニークな体験を提供したいと思います。最高レベルの演奏をすることはもちろんのこと、ヨーロッパではとりわけ数多く演奏されるバッハの音楽に対する新たな可能性の追求、これに全力を尽くしたいと思います。キャリアが始まったばかりの音楽家として、極めて難しい音楽への挑戦、そして長続きする演奏活動を目指したいと思っています。そして日本の聴衆との交流、あるいは日本の聴衆がコンサートというものに何を求めているのかという点に関しても強い関心を抱いています。聴衆の皆様にとって忘れがたいコンサートとなること、それこそが私の今回の最大の目標です。

ユースシートにご招待(限定数・先着順)

この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。住友生命いずみホールで音楽を聴いてみませんか。

《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、氏名・年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込開始》一般発売日(12/8)10:30よりメールで受付
《締め切り》公演前日の17時まで(定員に達した時点で締め切り)

ユースシートについての詳細、申込方法等はこちらのユースシートのページをご覧ください。

【限定数/先着】U-30チケットでお得に!

30歳以下のお客様への特別価格U-30チケットをご用意いたしました。ご購入方法や条件など詳細は【こちらのページ】をご覧ください。
□当日、生年月日を確認できる証明書を必ずご持参ください。お忘れの場合追加料金が発生します。ご了承ください。
□オンライン・チケットサービス限定販売、窓口・電話での受付はございません。
□予定枚数に達した時点で販売終了いたします。

□小学生以上、公演開催月に31歳の誕生日を迎えられる方までが対象です。

出演者プロフィール

  • マチェイ・スクシェチュコフスキ(チェンバロ)Maciej Skrzeczkowski

    2001年生まれ。ボーランドのチェンバロ奏者、フォルテピアノ奏者。ポーランド国内外の数多くのピアノやチェンバロのコンクールで入賞を果たしており、主なものとして2019年のミラノ国際チェンバロコンクールで第3位入賞、2023年にブルージュで開催されたブルージュ国際古楽コンクールで優勝、およびアウトヒア賞受賞。
    ポーランド、ワルシャワのゼノン・ブジェフスキ中等音楽学校でモダンピアノおよびチェンバロをマレク・ブラハおよびベアタ・ボビスに学ぶ。現在はハーグ王立音楽院でキャロル・チェラジ、バート・ファン・オールト、ペトラ・ソムライに学んでいる。
    2019年、ポーランド放送のコンサート・スタジオで、ウカシュ・ボロヴィチ指揮シンフォニア・ユヴェントゥスとロマン・パレステル作曲「チェンバロと10の楽器のための協奏曲」の録音に参加し、レコードデビューを果たした。
    スキップ・センベ、ピエール・アンタイ、クリスティアン・ベザイデンホウト、クリストフ・ルセらのマスタークラスを受講するなど、さらなる研鑽を積んでいる。
    主なレパートリーは、J.S.バッハ、F.クープラン、D.スカルラッティ、J.B.フォルクレ、J.デュフリ、C.P.E.バッハ、ハイドンなどの18~19世紀初頭のチェンバロとフォルテピアノ作品。加えてイギリスのヴァージナル楽派やフランス17世紀の作品やショパン、ブラームス、シマノフスキなど後生の作曲家たちの作品も演奏する。どのようなスタイルの音楽を演奏する場合であれ重視するのは明瞭さ、美しく歌う音色、そしてニュアンス豊かなアーティキュレーションとシンプルなフレージングのバランスである。
    https://maciejskrzeczkowski.com/

  • ⒸAtsushi Yokota

    平井千絵(お話/鍵盤楽器奏者)Chie Hirai

    車のなかった時代のピアノ、フォルテピアノに魅せられ、専門の奏者として演奏・教育活動を行っている。国内外で15枚のアルバムをリリース、月刊サライ、レコード芸術誌特選盤選出等、時代を超えた選曲と演奏解釈が各方面で高く評価される。桐朋学園大学ピアノ科卒業後、文化庁在外派遣研修員として、オランダ王立音楽院古楽科(修士)卒業。2001年ブルージュ国際古楽コンクールフォルテピアノ部門3位、IYAP国際室内楽コンクール1位など国内外のコンクール入賞多数。チェロの鈴木秀美氏とのアルバムは、2006年文化庁芸術祭優秀賞を受賞。欧州各地の音楽祭に招かれ、ラジオフランス、オーストリア国営放送等に出演。東京藝術大学、国立音楽大学、東海大学非常勤講師。星空の町、長野県佐久市在住。

  • ©樋川智昭

    堀朋平(お話)Tomohei Hori

    住友生命いずみホール音楽アドバイザー。国立音楽大学・九州大学ほか非常勤講師。東京大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。近刊「わが友、シューベルト」(アルテスパブリッシング、2023年)。著書『〈フランツ・シューベルト〉の誕生喪失と再生のオデュッセイ」(法政大学出版局、2016年)、共著「バッハキーワード事典」(春秋社、2012年)、訳書ヒンリヒセン「フランツ・シューベルト」(アルテスパブリッシング、2017年)、共訳書バドゥーラースコダ『新版モーツァルト演奏法と解釈」(音楽之友社、2016年)、ボンズ「ベートーヴェン症候群」(春秋社、2022年)など。

主催

住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕

後援

ベルギー王国大使館

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