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シューベルト 交響曲全曲演奏会③「異界のしらべ」
山田和樹×日本センチュリー交響楽団
日時 |
2022年9月10日(土)
開場15:30 開演16:00 |
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出演者 | 山田和樹(指揮) 日本センチュリー交響楽団 |
演奏曲目 | 〔開演20分前から山田和樹と堀朋平によるプレトークあり〕 シューベルト:《アルフォンゾとエストレッラ》序曲 (D732) 交響曲 第3番 ニ長調 D200 イタリア風序曲 ニ長調 D590 交響曲 第5番 変ロ長調 D485 |
料金 | 単独券:一般¥6,600 学生¥3,300 住友生命いずみホールフレンズ会員¥5,940 4公演セット券(限定数)¥24,000、住友生命いずみホールフレンズ会員¥21,600 (セット券取り扱い:住友生命いずみホールチケットセンターおよびオンラインチケットサービス) |
発売日 | フレンズ:2022年5月27日(金) / 一般:2022年6月3日(金) |
お問合わせ | 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188 |
聴きどころ
演奏会に寄せて―
気のおけぬ仲間とのアマチュア・オーケストラから走りだしたシューベルトの交響曲。やがて深い抒情と独創への野心があわさって、史上かつてないスケールの作品が生まれていきます。
8つの完成作にオペラの序曲と協奏曲を加えることで、汗が飛ぶ劇場のスリル、メルヒェンのような異界、神なる山麓のざわめき、そして宇宙の鳴動までもが、住友生命いずみホールから響きだすことでしょう。人なつこい子供の眼で外界とむきあい、短いながらも劇的な成長をとげた一人の青年作曲家。その足跡をじっくり辿ることで、厳しい時代を生きる私たちも、心を“再充電”しようではありませんか!
全公演のタクトをとる山田和樹は、有史以前からつづく宇宙と生命の営みに思いを馳せ、日本の「一期一会」を大切にする思索家。そんなマエストロを中心に、大阪の4大オケが集ってくれます。ここに生まれる“星座”はどんな形を作るでしょうか?
「異界のしらべ」――
“上昇するニ長調”──シューベルトのオーケストラ作品を、じつは終生つらぬいた美学です。明るく湧き立つそのエネルギーは、かつてのハイドンすら上回るほどの晴れやかさに満ちて、停滞する「今」に活力を与えてくれるでしょう。
《第3番》は《第1番》を模倣するようでいて、似て非なるキャラクターの持ち主。クラリネットが奏でる第1主題は、推敲のプロセスで書き添えられた天啓の一筆です。それは何やらオペラの舞台への誘いのようでもあり、10年後の《大ハ長調》を遠く予告するしらべでもあります。フィナーレに渦巻く踊り=タランテッラの熱気もまた、10年後に掘り下げられる“死の舞踏”の明るい双子のよう。対する変ロ長調の《第5番》は、もっとも小規模な一作。その愛らしくて控えめな語り口は、しかし第2楽章で、それまでになくロマンティックなメロディを交響曲に導き入れます。ひそやかな“歌”と、華やかな“上昇”という2つの異界──その陰影を、オペラ世界から生まれた2つの序曲とともにお楽しみください。 堀 朋平(住友生命いずみホール音楽アドバイザー)
ユースシートにご招待
「本物の感動を今、若い世代に」体験していただくため、この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。
この機会に住友生命いずみホールでクラシック音楽を聴いてみませんか。
《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込方法》一般発売日より住友生命いずみホールチケットセンター(06-6944-1188)で受付(先着順・限定数)
ユースシートについて、詳しくはこちらをご覧ください。
出演者プロフィール
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山田和樹(指揮) Kazuki Yamada
第51回(2009年)ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ほどなくヨーロッパ・デビュー、以降ドレスデン国立歌劇場管、パリ管、フィルハーモニア管、ベルリン放送響、サンクトペテルブルグ・フィル、チェコ・フィル、サンタ・チェチーリア管、エーテボリ響、など各地の主要オーケストラで客演を重ねている。2017年にはベルリン・コーミッシェ・オーパーで《魔笛》、モンテカルロ歌劇場で《サムソンとデリラ》、《ヴォツェック》を指揮して高い評価を得るなど、オペラの分野でも活躍。
2012年からスイス・ロマンド管の首席客演指揮者を務めた他、2016/17シーズンから、モンテカルロ・フィル芸術監督兼音楽監督に就任。2018/2019シーズンから首席客演指揮者を務めるバーミンガム市響では、2023年4月から首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任することが発表された。日本では、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、読売日本交響楽団首席客演指揮者、東京混声合唱団音楽監督兼理事長、横浜シンフォニエッタの音楽監督としても活動している。
東京藝術大学指揮科で松尾葉子・小林研一郎の両氏に師事。
本質に迫るとともにファンタジーあふれる音楽づくり、演奏家たちと一体になって奏でるサウンドは、音楽の喜びと真髄を客席と共有し熱狂の渦に巻き込む。名実ともに日本を代表する人気マエストロである。ベルリン在住。 -
日本センチュリー交響楽団 Japan Century Symphony Orchestra
日本センチュリー交響楽団は1989年に活動を開始し、2019年に楽団創立30周年を迎えた。現在は50名のメンバーが在籍。飯森範親が首席指揮者、秋山和慶がミュージックアドバイザーを務め、2021年4月より久石譲が首席客演指揮者に就任。ザ・シンフォニーホールで開催するシンフォニー定期演奏会、ハイドンの交響曲全曲演奏・録音プロジェクト「ハイドンマラソン」に加えて、豊中市立文化芸術センターでの名曲シリーズを展開する。2度にわたり大阪府文化祭奨励賞を受賞する(2015年度、2018年度)など、演奏活動は高い評価を得ている。
オーケストラ体感コンサート「タッチ・ジ・オーケストラ」、ユースオーケストラの運営といった教育プログラム、「豊中まちなかクラシック」(豊中市)、「ルシオール街かどコンサート」(滋賀県守山市)等の地域連携事業にも力を入れている。
「優れた演奏により地域の力を発信する」「オーケストラによる感動と癒しを提供する」「優れた才能を発掘し次世代の育成に寄与する」「国際相互理解や平和に積極的に貢献する」の4つの理念をもとに、演奏を通して多くの人々の心に明るい夢が広がることを願い、新しい時代のオーケストラとしての発展を目指し活動している。
オフィシャル・ホームページ https://www.century-orchestra.jp/
4公演+9/11レクチャーご招待付きセット券(限定数) |
シューベルト交響曲全曲演奏会 指揮:山田和樹 |
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主催 |
住友生命いずみホール〔一般財団法人住友生命福祉文化財団〕、日本センチュリー交響楽団 |
助成 |
大阪府芸術文化振興事業 |
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会 ![]() |