年間200回を超す演奏会を支える、いずみホールステージマネージャー・小味渕 彦之が、日々出会う音楽の様々な風景を綴ります。

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第86回
「お名残惜しいですが」


  突然ですが「コミちゃんのコミいった話」、今回をもって最終回となりました。月一度の更新で86回ということは、7年2ヶ月という長期連載にお付き合いいただいたことになります。ありがとうございました。なお今後は「いずみホールのブログ」に時々登場する予定です。ぜひとも、引き続きご愛読ください。
  これだけの回数を重ねると「書くことに困らへんの?」とよく聞かれたのですが、ステージマネージャーという仕事の周りには、様々な出来事がころがっているもので、まだまだ書き続けることはできそうです。とはいえ、何を書くかをパソコンに向かってから決めたことも数知れず。ですが、意外に面白く楽しんで書いていました。ただし、その時々のweb担当者からは、〆切りを守らずに、何度も催促されたことは数えきれません。本当にどうもスミマセンでした。
  下の2枚の写真は他でもない私のポートレートです。左の写真は連載を始めた当時のもの、右は40歳となった今年の写真です。「老けたなぁ」と思われるか、「変わってへんやん」と思われるのか、どちらでしょうか。何にせよ7年という歳月は、結構な長い時間です。様々なことがありました。今バックナンバーの一覧を眺めているのですが(最下部のポップアップウィンドウからすべてを読むことができます)、なかなか色々なことを書いていると我ながら興味深く、思わず読みふけってしまいました。ステージマネージャーの仕事について(第1回「ステージマネージャーとはなんぞ」 ほか)、ホールの設備(第42回「迫りと合唱台」 ほか)、楽器(第78回「只今、修理中です」 ほか)、備品(第32回「イスは何種類?」 ほか)について、ホールに出演された音楽家のみなさんのこと(第23回「さようなら。岩城宏之さん」 ほか)、レジデントオーケストラのいずみシンフォニエッタ大阪のこと(第84回「11年目に入った、いずみシンフォニエッタ大阪」 ほか)、はたまた季節に関して(第77回「あけましておめでとうございます!ですが、クリスマスツリーの話」 ほか)、宴会(第66回「年末年始に増えるもの」 ほか)、食事(第53回「いつ食べるのか?それが大問題だ」)、料理(第29回「気がつけば年が変わっていた!?」)の話題まで登場させました。
  個々のコンサートについて、ホールの主催公演のことは折に触れ書くことができました。ですが、8割以上を占める貸館公演について、特定のものは取り上げづらく、なかなか触れることが出来なかったことは残念です(主催、貸館の違いについては 第44回「かしかん、しゅさい、きょうさい」)。今年も1月からこの9月末まで、主催、貸館を含めて153回のコンサートを終えることができました。なんと私はその内の97%を担当しています。何度も書きましたが、その時々のコンサートは一期一会の大切な時間ですから、これからも、ひとつひとつを大切に、いずみホールという音楽が奏でられる空間を支えていければと思っております。どうぞよろしくお願いします。演奏者として、お客様としての、皆様のお越しを心よりお待ちしております。