片岡リサ プロデュース
新・日本の響き
和のいずみ 第3回

※画像をクリックしていただくと、拡大でご覧いただけます。

日時 2025年8月30日(土)
開場 15:30
開演 16:00
出演者 片岡リサ (箏/プロデューサー)
豊竹呂勢太夫(太夫)
豊澤富助/鶴澤寛太郎/鶴澤燕二郎(三味線)
桐竹勘十郎(人形) 人間国宝・芸術院会員
演奏曲目 ◆オープニング演奏 大阪府立東住吉高等学校 芸能文化科3年生による演奏
長唄「越後獅子」

◆和楽器の現代作品、そして未来へ
楽器紹介コーナー(長唄・地歌・義太夫)
玉岡検校:鶴の声
山根明季子:委嘱新作 ほか

◆古典作品から和楽器の歴史と魅力を知る
「壇浦兜軍記 阿古屋琴責の段」より
料金 一般¥5,000
U-30¥2,000
フレンズ特別価格¥4,000
バルコニー席の販売はございません。ご了承ください。

*U-30チケットのご購入方法・条件についてU-30チケットのお知らせを必ずご確認ください。
LINE/メルマガクーポン対象公演(使用期限 2025年4月18日 17:00)
発売日 フレンズ:2025年3月28日(金)10:30 / 一般:2025年4月4日(金)10:30
お問合わせ 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188

当日券については、主催者にお問合せください。

名手たちの演奏とお話で、文楽の魅力と楽しみ方をたっぷりお贈りいたします。

一昨年にスタートした「和のいずみ」シリーズはメインゲストに当代のスーパー奏者をお招きしています。第1回目は尺八、第2回目は津軽三味線、それに続く第3回目の今回は大阪発祥の世界文化遺産「文楽」ワールドをご体感いただきます。

文楽作品の中でも人形が箏・三味線・胡弓を弾くシーンで有名な「壇浦兜軍記」阿古屋琴責の段を中心にプログラミングいたしました。文楽三味線界の重鎮・豊澤富助氏をはじめ若手有望株の鶴澤寛太郎、鶴澤燕二郎両氏による義太夫三味線、美声と端正な語りで聴衆を魅了する豊竹呂勢太夫氏、そして人形遣いには人間国宝の桐竹勘十郎氏というなんとも豪華な顔ぶれが、ここ住友生命いずみホールに登場します!

このシリーズの特色である新作初演は、委嘱作曲家に山根明季子氏をお迎えし、箏と義太夫三味線のための作品を演奏します。またオープニング演奏には、1993年に日本の高等学校で初めて芸能文化科が設置された大阪府立東住吉高等学校芸能文化科3年生による長唄演奏です。伝統芸能を学ぶ高校生のフレッシュな演奏をお聴きください。箏や三味線、文楽のことを何も知らなくても大丈夫!住友生命いずみホールでしか味わえない極上の和の響きをお届けします。

片岡リサ(箏奏者/「和のいずみ」プロデューサー)

文楽『阿古屋琴責の段』あらすじ

平家の武将・景清を追う源氏は、景清の恋人である遊女・阿古屋を捕らえて居場所を聞き出そうと拷問にかけようとする。
代官の畠山重忠は「嘘をついていたら演奏が乱れるはず」と、箏・三味線・胡弓の三曲の演奏を命じ、阿古屋の言葉の真偽を確かめる。

ユースシートにご招待(限定数・先着順)

この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。住友生命いずみホールで音楽を聴いてみませんか。

《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、氏名・年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込開始》一般発売日(4/4)10:30よりメールで受付
《締め切り》公演前日の17時まで(定員に達した時点で締め切り)

ユースシートについての詳細、申込方法等はこちらのユースシートのページをご覧ください。

出演者プロフィール

  • 片岡リサ(箏/プロデューサー) Lisa Kataoka

    大阪音楽大学卒業、大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了(音楽学)、同大学院博士課程単位取得満期退学。これまでに数々のコンクールの児童の部・一般の部で第1位を受賞。2011年第21回出光音楽賞、平成13年度文化庁芸術祭<音楽部門>新人賞を洋楽邦楽問わず史上最年少で受賞するなど、伝統音楽の枠を超えた音楽性が、様々なジャンルで高く評価されている。皇太子殿下・秋篠宮殿下御前演奏をはじめ、2012年大阪市より「咲くやこの花賞」、2010年東京オペラシティ主催「B→C」公演の成果により平成22年度大阪文化祭賞、平成31年度文化庁芸術祭優秀賞など、これまでに多数受賞。2007年大阪フィルと世界初演の新作を協演、好評を博す。その他にも『Disney on CLASSIC』全国ツアーにおいてディズニーの名曲をソリストとしてオーケストラと共演、宮崎国際音楽祭出演、全国での小中学校アウトリーチ活動など、和と洋のクロスオーバー奏者として、伝統の継承のみならず次世代の邦楽演奏を目指すコスモポリタン奏者。また「歌」にも定評があり、箏曲の古典「地歌」だけでなくベルカント唱法での弾き歌いも行い、関西歌劇団のオペラ公演にも出演。国際交流基金の派遣による大洋州コンサートツアーなど海外での演奏も数多く、現地メディアからも高い評価を得ている。現在、大阪音楽大学特任教授、同志社女子大学・兵庫教育大学非常勤講師。宮城社師範。
    https://www.risakoto.com

  • 桐竹勘十郎(人形) Kanjuro Kiritake

    人間国宝・芸術院会員
    昭和42年14歳で文楽協会人形部研究生となる。三代吉田簑助に師事、吉田太郎と名のる。昭和43年文楽協会技芸員となる。初役は、大阪毎日ホールにおける「檀浦兜軍記阿古屋琴責の段」の水奴。平成15年4月大阪・国立文楽劇場において、同年5月には東京・国立劇場において「絵本太功記・尼ヶ崎の段」の武智光秀で三代桐竹勘十郎を襲名披露。令和3年重要無形文化財(人間国宝)に認定。平成20年3月芸術選奨文部科学大臣賞、同年11月には紫綬褒章。平成21年度(第66回)日本芸術院賞、平成22年大阪市民表彰、第57回毎日芸術賞(演劇・邦舞・演芸部門)、平成28年度大阪文化祭賞優秀賞、平成30年第38回伝統文化ポーラ賞優秀賞、令和元年度大阪文化祭賞<第一部門>団体賞、第40回(令和2年度)国立劇場文楽賞文楽優秀賞など多数受賞。著書に「なにわの華 文楽へのいざない 人形遣い桐竹勘十郎」(淡交社)、吉田玉女(現・玉男)との共著「文楽へようこそ」(小学館)、「一日に一字学べば・・・」(コミニケ出版)がある。

  • 豊竹呂勢太夫(太夫) Rosetayu Toyotake

    昭和54年四代鶴澤重造に師事、義太夫の手ほどきを受ける。昭和57年国立劇場文楽第八期研究生に編入。昭和59年五代竹本南部太夫に入門、竹本南寿太夫と名のる。同年7月国立文楽劇場で初舞台。昭和60年五代豊竹呂太夫の門下となり、昭和63年には豊竹呂勢太夫と改名。平成12年八代豊竹嶋太夫の門下となる。主な賞歴に、平成15年大阪舞台芸術奨励賞、第17回日本伝統文化振興財団賞、平成28年度大阪文化祭賞優秀賞(団体賞)、平成30年度第69回芸術選奨演劇部門文部科学大臣賞、第43回(令和5年度)国立劇場文楽賞優秀賞などがある。

  • 豊澤富助(三味線) Tomisuke Toyozawa

    昭和46年16歳で文楽協会三味線部研究生となる。師は二代野澤勝太郎、野澤勝司と名のる。昭和47年には自由契約となり、国立劇場で初舞台。演目は、「冥途の飛脚・道行相合かご」。昭和48年高校卒業と同時に文楽協会技芸員となる。昭和59年五代豊澤富助と改名する。平成18年度文化庁国際交流使に指名される。平成元年芸術選奨文部大臣新人賞、平成26年外務大臣表彰、平成28年度大阪文化祭賞優秀賞、令和元年度大阪文化祭賞〈第1部門〉団体賞、第43回(令和5年度)国立劇場文楽賞優秀賞など多数受賞。

  • 鶴澤寛太郎(三味線) Kantaro Tsuruzawa

    平成11年より祖父である七世鶴澤寛治に師事。平成13年鶴澤寛太郎と名乗り国立文楽劇場で初舞台。令和元年には竹澤宗助に師事。主な賞歴に、平成25年度大阪文化祭賞グランプリ、平成30年度咲くやこの花賞、第38回(平成30年度)国立劇場文楽賞文楽奨励賞などがある。

  • 鶴澤燕二郎(三味線) Enjiro Tsuruzawa

    平成23年国立劇場文楽第25期研修生となる。平成25年には鶴澤燕三に入門、鶴澤燕二郎と名のる。平成25年国立文楽劇場で初舞台。令和元年度、2年度文楽協会賞〈三味線の部〉を受賞。

主催

住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕

助成

文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

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