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シューベルト――約束の地へ
Vol.1 地に沁みわたる神性
神尾真由子with Friends
日時 |
2023年8月4日(金) 開場 18:30 開演 19:00 |
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出演者 | 神尾真由子with Friends 神尾真由子、滝 千春(ヴァイオリン) 横溝耕一(ヴィオラ) 富岡廉太郎、横坂 源(チェロ) |
演奏曲目 | L.ボッケリーニ: 弦楽五重奏曲 op.11-5 G.275 F.シューベルト: 弦楽五重奏曲 ハ長調 op.163 D956 |
公演内容 | 室内楽作品の最高峰 協和する弦楽クインテットの魅力 2007年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝以降、ソロや国内外のオーケストラとの共演を中心に世界各国で活躍を繰り広げている神尾真由子は、近年室内楽にも力を入れ「神尾真由子 室内楽プロジェクト」として様々な演奏家と共演しています。2020年からは桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)時代の同級生4人が神尾のもとに集結「神尾真由子 with Friends」を結成。メンバーは神尾真由子、滝千春(ヴァイオリン)、横溝耕一(ヴィオラ)、横坂源、富岡廉太郎(チェロ)。“元クラスメイト”の彼ら全員が現在、オーケストラのトップ奏者、ソリストとして活躍している名手です。 信頼する仲間と室内楽を奏でること。室内楽の親密な関係でうまれる音、それぞれの音がひとつにまとまり美しいハーモニーとなる瞬間の魅力をお届けしたいと意気込みます。 このメンバーでぜひ演奏をしたかったというシューベルトの弦楽五重奏曲はシューベルト最晩年に書かれた彼の室内楽曲最も有名であり、ロマン派室内楽作品の最高峰に位置する作品です。5つの楽器による対話的に織りなす多くの美しい旋律と2本のチェロを加えることによって豊かな響きと弦楽器の持つ表現力を最大限に引き出した音楽的表現が魅力です。 これに組み合わせるのは、シューベルトと趣を異にするボッケリーニの弦楽五重奏曲です。3楽章『ボッケリーニのメヌエット』で特に知られ、親しまれています。前半と後半の雰囲気をガラリと変え、聴きごたえのあるコンサートをお届けいたします。 弦楽五重奏による室内楽の小宇宙――ご期待ください。 |
料金 | 一般¥6,500 U-30¥2,000【限定数/先着】小学生~30歳以下のお客様のための特別価格 住友生命いずみホールフレンズ¥5,850 |
発売日 | フレンズ:2023年3月31日(金)10:30 / 一般:2023年4月7日(金)10:30 |
お問合わせ | 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188 |
聴きどころ
4+1=5。
ひとくちに五重奏といっても、四重奏(ヴァイオリン2+ヴィオラ+チェロ)に何を加えるかで響きは大きく変わってきます。ふつうはヴィオラを加えることで中音域を膨らませますが、シューベルトはチェロをもう1本かさねて重低音を補強しました。モーツァルトもハイドンも、ベートーヴェンさえ採らなかった編成……この組み合わせの先駆者ボッケリーニとのコンビによって、シンフォニックな一夜をお楽しみください。
ところで神尾真由子さんとその楽友が、2年前の夏に聴かせてくれたモーツァルトの五重奏曲をご記憶のかたも多いのではないでしょうか。
ときに“祈り”に似た時間が広がるその神々しさは、シューベルト最晩年の作品でこそ真価を発揮すると確信しています。開始まもなく、日常のなかにとつぜん開ける“異世界”こそ、このハ長調クインテットをつらぬく根源力に他ならないからです。静謐なる楽園が奈落へと転ずる刹那、俗なるダンスにきざす不意の聖性、痛みの記憶を胸に“友愛”の楽園に焦がれるラスト。
地に“神性”が染みわたる幾多の瞬間を想って、今夏もまた当ホールへお出かけください。 堀 朋平(住友生命いずみホール音楽アドバイザー)
《限定数》シューベルト ――約束の地へ 6公演セット券
一般¥39,000【4/7(金)一般発売】
フレンズ¥35,100【3/31(金)優先発売】
※セット券の販売は8/4までとなります。
<シリーズ一覧&単独券の発売日はこちら>
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Vol.1 地に沁みわたる神性
〇8月4日(金) 19:00 神尾真由子 with Friends
Vol.2 いま、超越へ―
〇9月16日(土) 16:00 鈴木雅明(指揮) & バッハ・コレギウム・ジャパン
Vol.3 答えなき“謎”
〇11月5日(日) 14:00 ハーゲン・クァルテット
Vol.4 詩情は4つの世紀をこえて
〇11月22日(水) 19:00 ティル・フェルナー(p)
Vol.5 いつまでも伝わるもの――自然、神話、そして心
〇2024年1月17日(水) 19:00 イアン・ボストリッジ(T)& ジュリアス・ドレイク(p)
Vol.6 歴史をきざむ三者(トリニティ)
〇2024年2月22日(木)19:00 トリオ・アコード
特別企画―レクチャー&コンサート 幸福は、いまここに。
〇5月30日(火)19:00 堀朋平(お話)松原友(T/お話) ほか
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※セット券、u-30チケットをご購入の際はご利用いただけません。
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配布期間
2023年3月より不定期配
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□当日、生年月日を確認できる証明書を必ずご持参ください。お忘れの場合追加料金が発生します。ご了承ください。
□オンライン・チケットサービス限定販売です。予定枚数に達した時点で販売終了いたします。
□窓口販売・電話予約の受付はございません。
□小学生以上、2023年8月に31歳の誕生日を迎えられる方までが対象です。
ユースシートにご招待(限定数・先着順)
この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。住友生命いずみホールで音楽を聴いてみませんか。
《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、氏名・年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込開始》一般発売日(4/7)の10:30から
《締め切り》公演前日の17時まで(定員に達した時点で締め切る場合もございます)
《申込方法》kikaku@izumihall.jp
件名を「8月4日 ユースシート」とし、メールで以下①②③を上記アドレスまでお送りください。
①来館者の氏名 ②来館者の年齢 ③保護者の電話番号(緊急連絡先)
※ホールからの返信メールが届きましたら受付完了です。
※5営業日を超えて返信メールが届かない場合、お電話でお問合せください(06-6944-1130企画部 10:30~17:30)。
※万一、欠席される場合は必ずご連絡くださいます様、お願い申し上げます。
お申し込みの前に、以下を必ずご確認の上、お申込みください。
□座席はお選びいただけません
□「大阪府青少年健全育成条例」により 16 歳未満の方は保護者の同伴または同意の上、お申し込み・ご来場下さい。
□同伴者のチケットは別途お買い求めください。
□ユースシートエリアに同伴者の方はお座りいただけません。
□同伴者の一般券、学生券等との座席交換はしていただけません。
□当日お渡しするチケットの座席でご観覧ください。
□公演終了後はアンケートへのご回答お願いいたします。
出演者プロフィール
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神尾真由子 (ヴァイオリン) Mayuko Kamio
4歳よりヴァイオリンをはじめる。
2007年に第13回チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、世界中の注目を浴びた。国内の主要オーケストラはもとより、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、バイエルン州立歌劇場管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団などと共演。
これまで里屋智佳子、小栗まち絵、工藤千博、原田幸一郎、ドロシー・ディレイ、川崎雅夫、ザハール・ブロンの各氏に師事。楽器は宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス1731年製作「Rubinoff」を使用している。
大阪府知事賞、京都府知事賞、第13回出光音楽賞、文化庁長官表彰、ホテルオークラ音楽賞はじめ数々の賞を受賞。 -
滝 千春(ヴァイオリン) Chiharu Taki
5才よりヴァイオリンをはじめる。桐朋女子高等学校音楽科を経て、チューリッヒ芸術大学卒業後、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンを卒業。
上西玲子、辰巳明子、ザハール・ブロン、サシュコ・ガヴリーロフの各氏に師事。2002年、桐朋学園音楽部門創立50周年記念演奏会にて小澤征爾氏と共演。2019年1月よりミュンヘン放送管弦楽団のコンサートミストレスに就任、6月にはフランスのル・テュケで開催されたムジカ・ニゲラ音楽祭で行ったリサイタルで満場からスタンディングオベーションが送られた。近年はチャリティ・コンサート、アウトリーチ活動にも力を入れており、音楽を通しての社会貢献や教育のあり方について向き合う活動の場を広げている。 -
横溝耕一(ヴィオラ) Koichi Yokomizo
東京都生まれ。桐朋学園大学卒業。第58回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部入選。2006年ウェールズ弦楽四重奏団を結成し、ヴィオラ奏者として第57回ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位入賞。小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト、オーケストラ・プロジェクトではコンサートマスターを務める。
これまでに小川有紀子、小森谷巧、堀正文、徳永二男の各氏に師事。室内楽を徳永二男、毛利伯郎、原田幸一郎、藤井一興、川本嘉子、ライプツィヒ弦楽四重奏団、マティアス・タッケ、アンドラーシュ・ケラー、東京クヮルテットの各氏に師事。現在NHK交響楽団ヴァイオリン次席奏者の他、ヴィオラ奏者としても各地のオーケストラと客演している。 -
横坂 源(チェロ) Gen Yokosaka
桐朋学園女子高等学校(男女共学)、同ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。2002年、15歳で全日本ビバホール・チェロコンクール優勝(最年少)。2005年出光音楽賞、2008年齋藤秀雄メモリアル基金賞、2010年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位、2012年ホテルオークラ音楽賞など多数受賞。室内楽部門では、2009年に全ドイツ学生音楽コンクールで第1位受賞。東京交響楽団と13歳で共演を果たし、ソリスト、室内楽奏者として、国内外で演奏活動を行い、2019年/2020年には演奏活動20周年を迎える。これまでに、鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン=ギアン・ケラスの各氏に師事。
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富岡廉太郎(チェロ) Rentaro Tomioka
1986年札幌市出身。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学を経て、バーゼル音楽院MASPを修了。チェロを上原与四郎氏、毛利伯郎氏、弦楽四重奏をライナー・シュミット(ハーゲン四重奏団)に師事。2006年ウェールズ弦楽四重奏団を創立。2008年ミュンヘンARD国際音楽コンクールクァルテット部門で、日本人のみで結成されるクァルテットとしては、東京クヮルテット以来38年ぶりの3位入賞を果たす。2011年バーゼルオーケストラ協会(BOG)コンクールにて"ex aequo"賞受賞。
2011年第7回大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第3位。2012年ドイツ・シュヴェツィンゲン音楽祭に出演、またその模様が南西ドイツ放送ラジオにて放送される。読売日本交響楽団首席チェロ奏者。
主催 |
住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕 |
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助成 |
文化庁芸術文化振興費補助金 |