いずみホール:所蔵楽器:フォルテピアノは、こんな楽器

 

いずみホールのフォルテピアノは、ウィーン国立博物館のアルフォンス・ヒューバー氏により、1820年代のものと判断されました。したがって、ベートーヴェンやシューベルトのピアノ曲の演奏には最適のものといえます。

ナネッテ・シュトライヒャーはモーツァルトが親しくしていたアウグスブルクの製作家シュタインの娘で、若いころからフォルテピアノの製作にたずさわり、ウィーン式フォルテピアノの頂点を築きました。自らも優れたピアノ奏者であり、8歳のときにモーツァルトの前で演奏しました。またベートヴェンの援助をし、彼の助言を受けながら楽器の改良につとめたとも伝えられています。

フォルテピアノは、別名ハンマーフリューゲルと呼ばれ、巨大化した今日のピアノに比べ手作りの繊細な美しさを持っており、古典派音楽の心と魅力を伝えるには現代のピアノ以上にふさわしいことが、近年では広く認められています。