小菅 優 いずみ室内楽シリーズ Vol.2 愛
小菅 優 &ミヒャエラ・ゼリンガー

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日時 2025年6月20日(金)
開場 18:30
開演 19:00
出演者 小菅 優(ピアノ)
ミヒャエラ・ゼリンガー(メゾ・ソプラノ)
演奏曲目 L.v.ベートーヴェン:
「4つのアリエッタと二重唱」op.82より 4つのアリエッタ/別れ WoO.124/アリエッタ 「この暗き墓に」 WoO.133
G.フォーレ:
リディア op.4-2/漁師の歌 op.4-1/愛の夢 op.5-2/夢のあとに op.7-1/蝶と花 op.1-1
C.ドビュッシー:
「ビリティスの3つの歌」
F.プーランク:
すすり泣き FP107-5/愛の小径 FP106
R.シューマン:
「ミルテの花」 op.25より 1.献呈/7.睡蓮の花/21.孤独な涙よなぜ/3.くるみの木
歌曲集「女の愛と生涯」op.42
料金 一般 ¥6,000
U-30 ¥2,000
フレンズ ¥5,400

*30歳以下の方のためのU-30チケットのご購入方法・条件は
U-30チケットのお知らせ】へ
LINE/メルマガクーポン対象公演です [使用期限 2025年2月28日(金)17:00]
発売日 フレンズ:2025年2月7日(金)10:30 / 一般:2025年2月14日(金)10:30

当日券については、主催者にお問合せください。

小菅 優が惚れ込む“想い”を届ける歌声

ミヒャエラ・ゼリンガーと知り合ったのは、私がザルツブルクに在住していた2010年。ウィーンにオペラを観に年中通っていた頃だ。あるオペラの初演パーティーで弾く機会があり、その時演奏を聴いていたミヒャエラといつか歌曲を共演しようという話になった。
その後、彼女の素晴らしいオクタヴィアン(ばらの騎士)やケルビーノ(フィガロの結婚)などを聴いて感銘を受け、2012年から共演を重ねてきた。それぞれの役の性格に完全に成り切って、常に抒情的で音楽性溢れるミヒャエラの音楽へのアプローチは、歌曲を演奏する上でも強い説得力がある。そして私は、彼女の各作品への深い探究心と常に献身的な姿勢を尊敬してやまない。
今回は「愛」というテーマで、イタリア語(ベートーヴェン)、フランス語(フォーレ、ドビュッシー、プーランク)、ドイツ語(シューマン)と、あらゆる音韻での愛の言葉に耳を傾ける回となる。プログラムの中心となるシューマンの「女の愛と生涯」は、性を問わず人生のあらゆる場面と感情が反映され、それらが最も繊細に描かれている傑作だ。
恋、憧れ、官能、別れ、死。誰もが共感できる様々な愛のかたちを皆様と共有するのが今から楽しみでならない。

小菅 優

ユースシートにご招待(限定数・先着順)

この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。住友生命いずみホールで音楽を聴いてみませんか。
《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、氏名・年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込開始》一般発売日(2/14)10:30よりメールで受付
《締め切り》公演前日の17時まで(定員に達した時点で締め切り)
ユースシートについての詳細、申込方法等はこちらのユースシートのページをご覧ください。

出演者プロフィール

  • ⒸTakehiro Goto

    小菅 優(ピアノ) Yu Kosuge, Piano

    9歳より演奏活動を開始し、2005年カーネギーホールで、翌06年には、ザルツブルク音楽祭でそれぞれリサイタル・デビュー。ドミトリエフ、デュトワ、小澤、ノリントン、オラモ、ノットなどの指揮でベルリン響、フランクフルト放送響、シュトゥットガルト放送響、BBC響、NDR北ドイツ放送フィル、サンクトペテルブルク響、フィンランド放送響、フランス放送響、スイス・ロマンド管等と共演。ザルツブルク音楽祭ではポゴレリッチの代役としてヘレヴェッへ指揮カメラータ・ザルツブルクと共演。10年から15年まで、東京、大阪でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会(全8回)を行った。さらに現在はソロだけでなく室内楽や歌曲伴奏を含む、ベートーヴェンのすべてのピアノ付き作品を徐々に取り上げる企画「ベートーヴェン詣」に取り組んでいる。録音は、ソニーから発売している・ライアン・ウィグルスワース指揮BBC交響楽団による『藤倉大:ピアノ協奏曲<インパルス>&WHIM/ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調』(第77回文化庁芸術祭優秀賞受賞)をはじめ数多い。第13回新日鉄音楽賞、第17回出光音楽賞などを受賞。14年に第64回芸術選奨音楽部門文部科学大臣新人賞、2017年第48回サントリー音楽賞受賞。2017年から4年にわたり、4つの元素「水・火・風・大地」をテーマにしたリサイタル・シリーズ『Four Elements』を開催し好評を博した。2023年よりピアノ・ソナタに焦点をあてた新プロジェクト”ソナタ・シリーズ”を始動。

  • ©Jonas Holthaus

    ミヒャエラ・ゼリンガー(メゾ・ソプラノ)Michaela Selinger, Mezzo-soprano

    2004年にオーストリアのクラーゲンフルト、ケルンテン、インスブルックのオペラハウスで歌手としての活動を始める。2005年から2010年までウィーン国立歌劇場に在籍し、以来、グラインドボーン音楽祭、バイエルン州立歌劇場、ラン国立オペラ、リヨン歌劇場、新国立劇場、ウィーン楽友協会、ウィーン・コンツェルトハウス、シカゴ交響楽 団、ザルツブルク音楽祭などに招かれ、オペラやコンサートのソリストとして国際的なキャリアを積んでいる。オペラでは《ばらの騎士》のオクタヴィアン、《ナクソス島のアリアドネ》作曲家、《フィガロの結婚》ケルビーノ、《イドメネオ》イダマンテなどの役を得意としている。近年ではローマ歌劇場に客演しムーティ指揮《フィガロの結婚》でケルビーノを、ライプツィヒ歌劇場では《ナクソス島のアリアドネ》の作曲家、ウィーン楽友協会ではプレートルの指揮でベートーヴェンの交響曲第9番を歌っている。日本では、ピアニスト小菅優と度々共演しており、中でも2024年6月サントリーホールチェンバーミュージック・ガーデン小菅優プロデュース『月に憑かれたピエロ』公演での演奏は各方面から高い評価を受けた。

主催

住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕

助成

文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

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