サー・アンドラーシュ・シフ (ピアノ)

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日時 2022年10月27日(木)
開場 18:30
開演 19:00
出演者 サー・アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
演奏曲目 J.S.バッハ、モーツァルト、ハイドン、シューベルトらの作品からシフ本人による解説トークを交えながら、当日発表いたします。

演奏曲目のお知らせ ※2022年10月30日追記
 J.S.バッハ: イタリア協奏曲 へ長調 BWV971
 ハイドン: ピアノ・ソナタ ハ短調 Hob.ⅩⅥ-20
 J.S.バッハ: 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 op.31-2 「テンペスト」
  ―Intermission―
 モーツァルト: ロンド イ短調 K.511
 シューベルト: ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D959
料金 チケット完売 S¥12,000 A¥9,000 学生¥6,000
住友生命いずみホールフレンズ会員 S¥10,800 A¥8,100
発売日 フレンズ:2022年7月29日(金)10:30 / 一般:2022年8月5日(金)10:30
お問合わせ 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188

スタインウェイ×ベーゼンドルファー 2台の楽器で描く円熟の境地 アンドラーシュ・シフの肖像

現代最高のピアニストのひとり、サー・アンドラーシュ・シフは究め尽くしたピアニズムをもって、演奏者の介在を感じさせないくらいダイレクトに作曲家、または曲そのものを聴き手に伝えてくる。同時に、隠れた面に光を当て、新たな可能性を探求する自発的な個性をも発露する。その両方があるからシフのピアノを誰もが聴かずにはいられなくなるのだが、殊に独墺の王道・・・J.S.バッハ、ハイドン、モーツァルト、シューベルトらについてはこの巨匠の血肉であり、もはや母語といってもいいかもしれない。
今回はこれらの作曲家の中から、曲目は事前に発表せず、解説トークを交えながら、直観、感興おもむくままに弾くものを選ぶという。その時ならではのサプライズ、発見が楽しみではないか。
シフもまた、聴き手にそれを期待しているようだ。一段とひらめきに充ちた、深く、また高みに達したシフの音楽に触れられるに違いない。

ユースシートにご招待 定員になりましたので受付は終了いたしました。

「本物の感動を今、若い世代に」体験していただくため、この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。
この機会に住友生命いずみホールでクラシック音楽を聴いてみませんか。
《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込方法》一般発売日より住友生命いずみホールチケットセンター(06-6944-1188)で受付(先着順・限定数)
ユースシートについて、詳しくはこちらをご覧ください。

出演者プロフィール

  • サー・アンドラーシュ・シフ(ピアノ)Sir András Schiff

    1953年、ハンガリーのブダペスト生まれ。5歳からエリザベス・ヴァダスの下でピアノを始め、その後フランツ・リスト音楽院でパール・カドシャ、ジェルジ・クルターク、フェレンツ・ラドシュらに学び、さらにロンドンでジョージ・マルコムに師事した。

    シフの活動の大半はJ. S. バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、バルトーク、ヤナーチェクなどの主要な鍵盤作品によるリサイタルや全曲演奏会、録音である。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲によるリサイタルを2004年から20都市以上で行い、チューリヒ・トーンハレで行われた同プログラムはライヴ・レコーディングされた。

    世界の一流オーケストラや指揮者の大多数と共演してきたが、近年はピアノを弾きながら自らオーケストラを指揮する弾き振りの活動に力点を置いている。1999年には自身の室内楽オーケストラ、カペラ・アンドレア・バルカを創設、メンバーには国際的なソリストや室内楽奏者、友人たちが加わっている。彼らはカーネギーホールやルツェルン・フェスティバル、またザルツブルクのモーツァルト週間などで演奏している。2019年の日本公演も大成功を収めた。このほかに毎年ヨーロッパ室内管、ブダペスト祝祭管やエイジ・オブ・エンライトゥンメント管(OAE)も弾き振りしており、2018年にはOAEのアソシエイト・アーティストとなった。

    幼少の頃から室内楽に親しみ、1989年から1998年まで、ザルツブルク近郊の、国際的にも評価の高いモントゼー音楽週間の芸術監督を務めた。また1995年にハインツ・ホリガーとともに、スイスのカルタウス・イッティンゲンでイッティンガー聖霊降臨祭音楽祭を創設。1998年にも「パラディオへのオマージュ」と名づけた同様のシリーズをヴィチェンツァのテアトロ・オリンピコでスタートさせた。
    若い才能へのサポートも行い、“ビルディング・ブリッジ”シリーズは彼らに演奏の場を与えている。

    受賞歴も数多い。2006年、ベートーヴェン作品の演奏における業績を称えられ、ボンのベートーヴェン・ハウスの名誉会員に選ばれた。2008年にはロンドンのウィグモアホールでの30年にわたる音楽活動が評価され、ウィグモアホール・メダルを贈られた。2009年、オックスフォード大学のベリオール・カレッジの特別研究員に選出されている。2011年、ツヴィッカウ市よりシューマン賞を受賞。2012年、国際モーツァルテウム財団よりゴールデン・モーツァルト・メダルを授与され、プール・ル・メリット勲章ならびにドイツ連邦共和国功労勲章大功労十字星章を受章。同年、ウィーン・コンツェルトハウスの名誉会員にも選ばれた。2013年、ロイヤル・ フィルハーモニック協会よりゴールド・メダルを贈られた。2014年にリーズ大学より名誉音楽博士号を、2018年には英国王立音楽大学より博士号を授与されている。

    2014年にはエリザベス女王の公式誕生日を記念する叙勲名簿の発表に際し、英国よりナイト爵位を授与された。

    2017年には著書「静寂から音楽が生まれる」(日本語版が2019年春秋社より刊行)を、ベーレンライター&ヘンシェル社から刊行。

主催

住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕

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