ミシェル・ブヴァール プロデュース
フランス・オルガン音楽の魅惑 Vol.3 シンフォニーそして現代

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日時 2023年11月18日(土)
開場 14:00
開演 16:00
出演者 ヴァンサン・デュボワ(パイプオルガン)
森本瑞生/丹治 樹(打楽器)

[14:30~プレ・レクチャー]
ミシェル・ブヴァール(プロデューサー/お話)
宇山=ブヴァール 康子 (通訳)
演奏曲目 C.フランク: 3つのコラールより コラール 第3番 イ短調
L.ヴィエルヌ: オルガン交響曲 第2番 ホ短調op.20より Scherzo, Adagio, Final
M.デュプレ: 受難交響曲op.23より Crucifixion, Résurrection
P.コシュロー:「シャルル・ラケ」の主題によるボレロ即興曲
J-Lフロレンツ:「黒人の子」のための前奏曲op.17-1
O.メシアン: 主の降誕より“私たちの間にある神”
V.デュボワ: 即興演奏

14:30~15:30 プレ・レクチャー開催
プロデューサー ミシェル・ブヴァールによるプレ・レクチャーを14:30より開催(60分程度)。
当日のプログラムや、出演オルガニストについて、 プロデューサーからご紹介します。
16:00開演「フランス・オルガン音楽の魅惑Vol.3」の公演チケットをお持ちのお客様は同チケットでご参加いただけます。
料金 一般 ¥4,500
U-30 ¥1,000
フレンズ ¥4,050
発売日 フレンズ:2023年7月28日(金)10:30 / 一般:2023年8月5日(土)10:30
お問合わせ 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188

来年には再建完成が期待されるノートルダム大聖堂を称え、ご当地オルガニストが『交響曲作曲家から現代作曲家までの偉大なフランス音楽の伝統』を披露。

世界を震撼させたパリ・ノートルダム大聖堂の火災の後、私は2023年にノートルダム大聖堂の正規オルガン奏者をいずみホールに招くことは象徴的に重要な意味をもつと感じていました。そして私は、3名いる正規奏者のうち最年少のヴァンサン・デュボワに白羽の矢を立てました。彼は2016年に正規奏者に任命され、フランスで最も権威あるこの要職をオリヴィエ・ラトリー、フィリップ・ルフェーヴルと共に務めてきました。

(東京に続いて!)パリで開催されるオリンピックとノートルダム大聖堂の再公開を数か月後に控えたこのコンサートでは、パリが誇る偉大なオルガン奏者兼作曲家兼即興演奏家たちをヴァンサンが見事に描き出します。最初はセザール・フランクの『3つのコラールより』です。今回はその第3番を聴きます。その後ヴィエルヌ、デュプレ、コシュロー、20世紀のフランス・オルガン楽派を形成したメシアンと続きます。

現代音楽も含まれています。ジャン=ルイ・フロレンツ(2004年没)がノートルダム大聖堂のオルガンから発想して書いた傑作です。そしてもちろんヴァンサン・デュボワの即興演奏もお聴きいただきます。

日本の若手アーティスト2名がスネアドラムで参加するピエール・コシュローの即興によるボレロ(彼の息子による記譜)は、このコンサートならではの演奏となるでしょう。

私はヴァンサンがパリ国立高等音楽院でオルガンを学ぶ学生だった時に出会いました。極めて才能に恵まれていて、2002年までに国際コンクールで何度も優勝を果たしていました。以後、優れた演奏家として世界各地で華々しく活躍する傍ら、ピエール・コシュローやフィリップ・ルフェーヴルと同様に、ランス音楽院とストラスブール音楽院の院長として教育にも携わってきました。

ミシェル・プヴァール(オルガニスト/プロデューサー)

【限定数】U-30チケットでお得に!

30歳以下のお客様へ特別価格、U-30チケットはオンライン・チケットサービスのみでの販売です。
ご購入方法や条件など詳細は【こちらのページ】も併せてご覧ください。

□公演当日、生年月日を確認できる証明書を必ずご持参ください。お忘れの場合追加料金が発生します。
□予定枚数に達した時点で販売終了いたします。
□窓口販売・電話予約の受付はございません。
□小学生以上、2023年12月に31歳の誕生日を迎えられる方までが対象です。

ユースシートにご招待(限定数・先着順)

この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。住友生命いずみホールで音楽を聴いてみませんか。

《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、氏名・年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込開始》一般発売日(8/5)10:30よりメールで受付
《締め切り》公演前日の17時まで(定員に達した時点で締め切り)

ユースシートについての詳細、申込方法等はこちらのユースシートのページをご覧ください。

出演者プロフィール

  • ヴァンサン・デュボワ(パイプオルガン) Vincent Dubois

    フランス・パリのノートルダム大聖堂の3人のオルガニストの一人、ヴァンサン・デュボワは、長年にわたり世界の舞台で活躍している最高のコンサート・オルガニストの一人である。パリ国立高等音楽院でオリヴィエ・ラトリーに師事、オルガン、和声、対位法、フーガ、20世紀作曲法のクラスで最優秀賞を得て卒業した。2016年1月総合的なオーディションとコンペティションを経て、パリ・ノートルダム大聖堂の三人目の新しいオルガニストに任命され、オリヴィエ・ラトリー、フィリップ・ルフェーヴルと共に奉仕している。2002年カルガリー国際オルガン・コンクールとトゥールーズ国際オルガン・コンクールで優勝。キャリアの若い段階で世界の舞台で活躍を始め、ヨーロッパ、北米、アジア、オセアニアの主要コンサートホールに出演。数多くの国際的な音楽祭にも招待されている。オーケストラやアンサンブルとのゲストソリストとしても登場、フィラデルフィア管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニー、香港フィルハーモニー、フランス放送フィルハーモニー、フランス国立管弦楽団、グラン・カナリア・フィルハーモニー、ピカルディ管弦楽団、ロレーヌ国立管弦楽団、ブルターニュ管弦楽団等と共演している。彼の演奏はラジオ・フランス、ORF(ウィーン)、CBC(カナダ)、オーストラリア・ラジオ、アメリカのオルガン専門ラジオPiperdreamsで放送されている。イエール大学、ロチェスターのイーストマン音楽学校、フィラデルフィアのカーティス音楽院、オバーリン大学、ベイラー大学、セントポール大学、エモリー大学等でオルガンのマスタークラスを教えており、アナーバーのミシガン大学では2年間(2014-2016)マスタークラスを教えた。2017年にはカンザス大学で開催されたアメリカ・ギルド・オブ・オルガニスト教育会議で演奏、2018年にもカンザスシティのアメリカ・ギルド・オブ・オルガニスト全国大会で演奏した。
    CD録音も行っており、Vox Coelistsレーベルへのフランス・リストのオルガン作品集、パリ・サンシュルピス教会で録音したJAVレーベルCDの他、ラジオ・フランスのTempéramentレーベルからは、カーンのセント・エティエンヌ教会で録音されたルイ・ヴィエルヌのオルガン交響曲第3番とマルセル・デュプレの「前奏曲とフーガop.7」を収めたCDなどがリリースされている。 彼は精力的な演奏と教育 活動に加え、 2012年3月以来ストラスブール国立高等音楽院の院長を務めている。

  • 森本瑞生(打楽器) Mizuki Morimoto

    京都市立芸術大学卒業。シンガポールにあるYong Siew Toh音楽院を経てジュリアード音楽院大学院卒業。在学中、Edward Jabes奨学金、Ruth Katzman奨学金、Ute Krayenbueh奨学金を受ける。現在ニューヨーク州立ストーニーブルック大学で博士課程を取得中。現在、京都市立芸術大学専任講師。イノベーティブ・パーカッションアーティスト。いずみシンフォニエッタ大阪打楽器奏者。
    令和4年度京都市芸術新人賞受賞。

  • 丹治 樹(打楽器)Tatsuki Tanji

    京都市立芸術大学管・打楽専攻を卒業、同大学院修士課程を修了。在学中ソリストとして京都市立芸術大学管弦楽団と共演。2020年度青山音楽財団奨学生。第37回関西打楽器新人演奏会にてパール賞を受賞。打楽器を高鍋歩、中山航介、杉山智恵子、山本毅、堀内吉昌、布谷史人、名倉誠人、沓野勢津子、森本瑞生、真鍋明日香の各氏に師事。

  • ミシェル・ブヴァール (プロデューサー/お話) Michel Bouvard

    フランス・オルガン界の巨匠のひとりとして世界的に認められ、これまでに25か国以上で千回を超えるコンサートを行っている。ミシェル・ブヴァールはL.ヴィエルヌに師事したオルガニストで作曲家のジャン・ブヴァールを祖父にもち、パリ国立高等音楽院で初期教育を受け、A.イゾワール、J.ボワイエF.シャプレM.シャピュイのもとで研鑽を積んだ。1983年、トゥールーズ国際オルガン・コンクールで優勝し、演奏家としてのキャリアをスタートさせた。1985年には、X.ダラスの後任として、トゥールーズ地方音楽院のオルガン教授に就任。コンサート、マスタークラス、国際コンクールの開催を通して都市と地域との協働を推進した。その取り組みの成果として1996年にトゥールーズ・オルガン・フェスティバルが創設されたほか、同地方に数多く残されている歴史的オルガンについて学ぶ演奏家のためにトゥールーズ高等音楽・舞踊研究センターが設立された。1995年、パリ国立高等音楽院のオルガン教授に就任し、2021年9月まで世界中から集まる若手オルガニストの指導にあたった。また、ロチェスター大学イーストマン音楽学校、イエール大学、東京藝術大学にも招かれている。1996年、トゥールーズのサン・セルナン・バジリカ大聖堂の歴史的なカヴァイエ=コル・オルガンの正オルガニストに任命され、2010年からはヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂の4名の首席オルガニストのひとりとして名誉ある職務を任されている。

主催

住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕

助成

文化庁文化芸術振興費補助金
劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業(地域の中核劇場・音楽堂等活性化)
独立行政法人日本芸術文化振興会

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