シューベルト――約束の地へ
Vol.2 いま、超越へ――
バッハ・コレギウム・ジャパン

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日時 2023年9月16日(土)
開場 15:15
開演 16:00
出演者 鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
安川みく(ソプラノ) 清水華澄(アルト)
鈴木 准(テノール) 大西宇宙(バス)
演奏曲目 F.シューベルト:
交響曲 第7番 ロ短調 D759 《未完成》
ミサ曲 第5番 変イ長調 D678

15:30~ 鈴木雅明&堀 朋平によるプレトーク予定
料金 S¥10,000 A¥7,000
U-30¥4,000
フレンズS¥9,000 フレンズA¥6,300
発売日 フレンズ:2023年5月26日(金)10:30 / 一般:2023年6月2日(金)10:30
お問合わせ 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188
チケットセンター取扱終了

当日券については、主催者にお問合せください。

バッハ・コレギウム・ジャパンがシューベルトの音楽と対峙する歴史的なステージ

キリスト教が急速に力を失っていた19世紀ウィーンにあって、神なるものは“日常”に居を移すようになっていました。薫る風に、そびえる山々に、友情の心に、あるいは芸術そのものに――。

この変革をするどく直観し、“聖と俗”をやわらかに溶け合わせた作曲家。そのもっとも偉大な成果が、17歳から最晩年まで書きつづけられた6つのミサ曲です。なかでも、「芸術における至高のもの」とみずから呼ぶ第5番《大ミサ曲》変イ長調(D678)は、史上例のない規模と難解さを誇ります。それまでの作風を大きく飛び越え、おおぜいの人を音の大伽藍で酔わせたい――あらゆるジャンルにおよぶ“後期シューベルト”の達成が、ここに凝縮されているのです。

そんな未聞の大作ですから、BCJにとっても大きな挑戦となるのは間違いありません。そしてなんと、大ミサ曲に先立って鳴り響くのが、その2年前に“死と楽園”をめぐって綴られた交響曲。様式上もはっきり隔たった2作をつなげることで、200年前に果たされた“超越”の意味が、今くっきりと立ち現われることでしょう。この先例なきプログラムについて、また演奏者・聴き手・ホールにとって“歴史”となる一夜をめぐって、鈴木雅明さんとプレトークをおこないます。

 堀朋平(企画・監修/住友生命いずみホール音楽アドバイザー)

 

シューベルト ――約束の地へ シリーズ

Vol.1 地に沁みわたる神性
8月4日(金) 19:00 神尾真由子 with Friends
Vol.2 いま、超越へ―
9月16日(土) 16:00 鈴木雅明(指揮) & バッハ・コレギウム・ジャパン
Vol.3 答えなき“謎”
11月5日(日) 14:00 ハーゲン・クァルテット
Vol.4 詩情は4つの世紀をこえて
11月22日(水) 19:00 ティル・フェルナー(p)
Vol.5 いつまでも伝わるもの――自然、神話、そして心
2024年1月17日(水) 19:00 イアン・ボストリッジ(T)& ジュリアス・ドレイク(p)
Vol.6 歴史をきざむ三者(トリニティ) 
2024年2月22日(木)19:00 トリオ・アコード
特別企画―レクチャー&コンサート 幸福は、いまここに。
5月30日(火)19:00 堀朋平(お話)松原友(T/お話) ほか

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対象
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配布期間
不定期配信
使用期限
2024年2月21日

※1予約4枚まで
※セット券、U-30チケットをご購入の際はご利用いただけません。
※izumihall@e-get.jpからのメールを受信許可してください。
※一部特殊なアドレスはメールが届かない場合があります。

ユースシートにご招待(限定数・先着順)

この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。住友生命いずみホールで音楽を聴いてみませんか。

《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、氏名・年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込開始》一般発売日(6/2)の10:30から
《締め切り》公演前日の17時まで(定員に達した時点で締め切る場合もございます)
《申込方法》kikaku@izumihall.jp
件名を「9月16日 ユースシート」とし、メールで以下①②③を上記アドレスまでお送りください。
①来館者の氏名 ②来館者の年齢 ③保護者の電話番号(緊急連絡先)

※ホールからの返信メールが届きましたら受付完了です。
※5営業日を超えて返信メールが届かない場合、お電話でお問合せください(06-6944-1130企画部 10:30~17:30)。
※万一、欠席される場合は必ずご連絡くださいます様、お願い申し上げます。

お申し込みの前に、以下を必ずご確認の上、お申込みください。
□座席はお選びいただけません
□「大阪府青少年健全育成条例」により 16 歳未満の方は保護者の同伴または同意の上、お申し込み・ご来場下さい。
□同伴者のチケットは別途お買い求めください。
□ユースシートエリアに同伴者の方はお座りいただけません。
□同伴者の一般券、学生券等との座席交換はしていただけません。
□当日お渡しするチケットの座席でご観覧ください。
□公演終了後はアンケートへのご回答お願いいたします。

出演者プロフィール

  • 鈴木 雅明 (指揮)  Masaaki Suzuki

    1990年“バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)”を創設以来、バッハ演奏の第一人者として名声を博す。グループを率いて欧米の主要なホール、音楽祭に度々登場しており、雄弁かつ透明なサウンド、本質に迫る演奏アプローチで、極めて高い評価を積み重ねている。近年はモダン・オーケストラとも活発に共演し、多彩なレパートリーを披露。22年12月NYフィルなどに客演。2001年ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章、平成23年紫綬褒章など受賞。12年バッハの演奏に貢献した世界的音楽家に贈られる「バッハ・メダル」、ロンドン王立音楽院・バッハ賞を受賞。13年度第45回サントリー音楽賞をBCJと共に受賞。15年ドイツ・マインツ大学よりグーテンベルク教育賞、21年Royal College of OrganistsよりRCOメダルを受賞。イェール大学アーティスト・イン・レジデンス、シンガポール大学ヨン・シゥ・トウ音楽院客員教授、神戸松蔭女子学院大学客員教授、東京藝術大学名誉教授、オランダ改革派神学大学名誉博士。

  • バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽) Bach Collegium Japan

    鈴木雅明が世界の第一線で活躍するオリジナル楽器のスペシャリストを擁して結成したオーケストラと合唱団。バッハの宗教作品を中心としたバロック音楽の理想的上演を目指し、日本国内のみならずライプツィヒ・バッハ音楽祭、BBCプロムス、カーネギーホール、コンセルトヘボウ等、活発な演奏活動を展開。2013年度第45回サントリー音楽賞を鈴木雅明と共に受賞。「バッハ:教会カンタータ全曲シリーズ」が14年“ヨーロッパのグラミー賞”と称されるエコー・クラシック賞エディトリアル・アチーブメント・オブ・ザ・イヤー部門を受賞。モーツァルト《ミサ曲ハ短調》(17年)、J. S. バッハ《マタイ受難曲》(20年)が権威ある英国の音楽賞グラモフォン賞を受賞。20年秋上演の鈴木優人指揮・ヘンデル《リナルド》公演が21年第19回佐川吉男音楽賞を受賞。22年10~11月、パリ、ウィーン等9都市をめぐるヨーロッパ公演を実施。

  • 安川 みく(ソプラノ) Miku Yasukawa

    国立音楽大学、東京藝術大学大学院および英国ギルドホール音楽院アーティストディプロマコースにて研鑽を積む。大学院修了時に武藤舞賞を受ける。これまで英国と日本にて宗教曲と歌曲のソリストとして多くの舞台に出演。オペラでは2022年にHurn Court Opera『ドン・パスクワーレ』ノリーナ役で英国デビュー。同年に刊行されたOpera Now Magazineでは五つ星で評価され、その歌声、演技共に称賛を得た。同年、ラヴェル《シェエラザード》を東京交響楽団、ジョナサン・ノット氏と共演。よんでん文化振興財団奨学生。令和四年度文化庁新進芸術家海外研修員。ロンドン在住。

  • 清水 華澄(アルト) Kasumi Shimizu

    国立音楽大学卒業。同大学院及び新国立劇場オペラ研修所修了。オペラでは、新国立劇場『紫苑物語』うつろ姫、『ボリス・ゴドゥノフ』女主人、二期会『ドン・カルロ』エボリ公女、『イル・トロヴァトーレ』アズチェーナ、『サロメ』ヘロディアス等出演。グランドオペラ共同制作A.バッティストーニ指揮『アイーダ』アムネリスでは、卓越した歌唱が高く評価された。また、国内外の著名指揮者との共演も多く「第九」をはじめ、ヴェルディ「レクイエム」、マーラー「復活」等コンサートソリストでも活躍。二期会会員。

  • 鈴木 准(テノール) Jun Suzuki

    東京藝術大学大学院にて音楽博士号取得。『魔笛』タミーノは、新国立劇場、日生劇場、二期会等数々のプロダクションに出演する当たり役。これまで、バッハ・コレギウム・ジャパンでは国内外の公演・録音に参加。J.S.バッハ『マタイ受難曲』、モーツァルト『レクイエム』、オルフ『カルミナ・ブラーナ』、ブリテン『セレナード』等出演。ニューヨーク・オラトリオ協会の初来日公演で『メサイア』ソリストを務めた。作詞家・松本隆氏から信頼を寄せられ、氏の現代語訳によるCD《冬の旅》《白鳥の歌》をリリース。桐朋学園大学准教授。東京藝術大学講師。二期会会員。

  • 大西 宇宙(バス) Takaoki Onishi

    ジュリアード音楽院卒。シカゴ・リリック歌劇場で研鑽。『エフゲニー・オネーギン』で日本オペラ・デビュー後、国内外にて『フィデリオ』『リナルド』『ローエングリン』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『愛の妙薬』『電話』『カルメン』『道化師』『トゥーランドット』『椿姫』『ラ・ボエーム』『仮面舞踏会』等に出演。BCJとは鈴木雅明及び鈴木優人指揮「第九」「メサイア」等で共演。CDは「詩人の恋」(ピアノ:小林道夫)をBRAVO RECORDSより。五島記念文化賞オペラ新人賞、日本製鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞。

主催

住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕

助成

文化庁芸術文化振興費補助金
劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業(地域の中核劇場・音楽堂等活性化)
独立行政法人日本芸術文化振興会

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