出演者プロフィール

• レオニダス・カヴァコス（ヴァイオリン）　Leonidas Kavakos

  カヴァコスは、豊かな芸術性による完成度の高い演奏で世界的な賞賛を集めるまさに現代最高のヴァイオリニストと形容するにふさわしい音楽家である。現在ソニー・クラシカルと専属録音契約を締結している。弱冠21歳にして、シベリウス、パガニーニ、ナウムブルクなど主要コンクールを制覇。その成功により実現したシベリウス:ヴァイオリン協奏曲の初版と最終版による録音はセンセーショナルな話題となり1991年のグラモフォン協奏曲賞を受賞。その後の活躍は目覚ましく、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルといった世界有数のオーケストラとの数々の公演、ユジャ・ワン、ヨーヨー・マ、エマニュエル・アックスといった仲間たちとの室内楽やリサイタルに加え、ベルリン・フィル、アムステルダム・ コンセルトヘボウ、ウィーン楽友協会、ニューヨーク・フィル、バイエルン放送響、ルツェルン・フェスティバルなどからシーズンを通してのレジデントアーティストとして招かれ、その演奏芸術全体に焦点が充てられている。指揮者としても確固たる評価を築いており、ロンドン響、ニューヨーク・フィル、ボストン響はじめ数々の主要オーケストラから招かれている。カヴァコスの広範なディスコグラフィーの多くが、グラミー賞ノミネート、エコー賞の「年間最優秀器楽奏者」、グラモフォン年間最優秀演奏家といった評価に繋がっている。
  2017年には権威あるレオニー・ソニング音楽賞を受賞。この賞はデンマークで最も名誉ある賞で毎年国際的に認められた音楽家に授与されている。使用楽器は1734年のストラディバリウス「Willemotte」。更にF.Leonhard、S.P.Greiner、E.Haahti、D. Bagué 製作によるモダン・バイオリンを所有している。