- 住友生命いずみホール＞
- 公演スケジュール＞
- ベートーヴェン ピアノ・ソナタ ロナルド・ブラウティハム（フォルテピアノ）
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ
ロナルド・ブラウティハム（フォルテピアノ）
※画像をクリックしていただくと、拡大でご覧いただけます。
| 日時 |
2024年11月9日（土）
開場 13:30 開演 14:00 |
|---|---|
| 出演者 | ロナルド・ブラウティハム（フォルテピアノ） |
| 演奏曲目 | L.v.ベートーヴェン： ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 「狩り」op.31-3 ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 「月光」op.27-2 ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 op.109 ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 op.101 |
| 料金 | 一般 ¥5,000 U-30 ¥2,000 フレンズ特別価格 ¥4,000 電子チケット引取サービス 【チケットれすQ】をご利用いただけます。 手数料なしで、お手持ちのスマートフォン、タブレットからQRの受取、入場が可能です。 ご登録はこちらから→https://www.izumihall.jp/news/notice/line |
| 発売日 | フレンズ：2024年5月31日（金）10:30 ／ 一般：2024年6月7日（金）10:30 |
| お問合わせ | 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188 |
フォルテピアノの名匠が創造する、時代を超える新しい音の世界
“キング・オブ・ザ・フォルテピアノ”と称される鍵盤奏者ロナルド・ブラウティハム。
彼は音楽家としてのキャリアを既に確立していた1980年代、得意とするドイツ古典派音楽への探求心から作曲当時の楽器に傾倒していきました。モーツァルトやベートーヴェンの音の世界、彼らが創作する時に何を聞き、何を感じていたかということに魅了され、その小さく華奢なピアノに彼はすっかり夢中になったといいます。これまでにフォルテピアノによるモーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンのピアノ作品全集を収録する偉業を成し遂げました。
2022年、そんな彼が住友生命いずみホールを訪れ、ホール所蔵のナネッテ・シュトライヒャーに触れる機会がありました。そのときブラウティハムが奏でた優雅で甘やかな音は言葉にならない美しさを纏っていました。試奏を終えた彼の笑顔と輝いた眼が彼にとって喜ばしい出逢いになったことを物語っていたのでした。そして今回、ブラウティハムとシュトライヒャーが紡ぎだす特別な一夜が実現します。プログラムはシュトライヒャーを念頭にして書かれたベートーヴェン後期作品を中心にお送りします。ブラウティハム自身が住友生命いずみホールの響きとこの楽器の組み合わせに最もあう作品を選出。70歳を迎え、深い熟成の時にあるブラウティハムが創造する音の世界に耳を傾けてみませんか。
ベートーヴェンの愛した楽器、ナネッテ・シュトライヒャー
私が望むようなピアノを私に届けてくれるのは、シュトライヒャーしかいないでしょう。— L.v.ベートーヴェン
1802年から1896年まで続いたウィーンを代表するピアノ製作会社シュトライヒャー社。そこで工房主をつとめたナネッテ・シュトライヒャー（1769-1833）はベートーヴェンの最も親しい友人の一人であり、ヨーロッパで最も優れたピアノ製作者でもありました。彼の創作活動と人生を支えたのが彼女でした。ベートーヴェンは後年、自身の曲のためのピアノを造ってほしいと、彼女に強く要求し続けました。新しい作曲手法に挑むベートーヴェンの創作の発展はピアノの進化と手を携えるように、シュトライヒャーの技術革新とともにした軌跡でもありました。
演奏の舞台が貴族のサロンからコンサートホールへと規模が大きくなるにつれ、音質よりも音量が重視されるようになり、フォルテピアノ独特の音色は徐々に失われていきました。現代ではマイナス面となる音量の小ささや音の減衰の速さも、近年その時代の創造の源として再解釈と評価が進んでいます。
＊「フォルテピアノ」・・・現代のピアノの前身となる18～19世紀のピアノの総称。
ユースシートにご招待（限定数・先着順）
この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。住友生命いずみホールで音楽を聴いてみませんか。
《対象》小学生以上 18歳以下（公演当日、氏名・年齢を確認できるものをご持参ください）
《申込開始》一般発売日（6/7）10:30よりメールで受付
《締め切り》公演前日の17時まで（定員に達した時点で締め切り）
ユースシートについての詳細、申込方法等はこちらのユースシートのページをご覧ください。
【限定数/先着】U-30チケットでお得に！
30歳以下のお客様への特別価格U-30チケットをご用意いたしました。ご購入方法や条件など詳細は【こちらのページ】もご覧ください。
□当日、生年月日を確認できる証明書を必ずご持参ください。お忘れの場合追加料金が発生します。ご了承ください。
□オンライン・チケットサービス限定販売、窓口・電話での受付はございません。
□予定枚数に達した時点で販売終了いたします。
□小学生以上、公演開催月に31歳の誕生日を迎えられる方までが対象です。
出演者プロフィール
-
ⒸMarco Borggreve
ロナルド・ブラウティハム（フォルテピアノ） Ronald Brautigam, Fortepiano
オランダでもっとも尊敬される演奏家のひとり。モダン・ピアノとフォルテピアノの両楽器を巧みに演奏できる名手として名高い。アムステルダムとロンドンでピアノを学び、アメリカでルドルフ・ゼルキンに師事。1984年オランダ政府より音楽分野でもっとも名誉あるオランダ･ミュージック･プライズを受賞。デュトワ、ハイティンク、シャイー、ワールト、ブリュッヘン、ヘレヴェッヘ、ホグウッドなどの著名な指揮者のもと、主要なヨーロッパのモダン、ピリオド両方のオーケストラと定期的に共演してきた。
1995年からスウェーデンのBISレーベルと提携し、これまでにフォルテピアノでのモーツァルトとハイドン、ベートーヴェンのピアノ曲全集など90以上のタイトルをリリースしている。これまでエディソン賞、ディアパソン・ドール賞、カンヌのMIDEMクラシカル・アワード2010など著名な賞を多数受賞している。
5年かけて3台のフォルテピアノを作品に応じて弾き分けたベートーヴェンのピアノ･ソナタ全集(BISSA2000／9枚組)が、2015年ドイツ･レコード批評家賞とエディソン賞をダブル受賞。2019年来日時、エド・デ・ワールト指揮のN響定期公演で共演したピアノ協奏曲「皇帝」、また、リサイタルにおけるベートーヴェンのピアノ・ソナタ第18番の名演は、いまだに語り草となっている。 -
Ⓒ樋川智昭
住友生命いずみホール所蔵 フォルテピアノ
1820年代製
製作家：ナネッテ・シュトライヒャー
鍵盤：73鍵
音域：F1-f4、6オクターブ
ペダル：シフト／バスーン／モデラート1／ダンパー／モデラート2
長さ：2m30cm／横幅：1m26cm／高さ：89cm
| 主催 |
住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕 |
|---|---|
| 助成 |
文化庁文化芸術振興費補助金 
|