佐藤正浩プロデュース
いずみホール・オペラ 2024《真珠とり》

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日時 2024年8月31日(土)
開場 13:30
開演 14:00
出演者 佐藤正浩(指揮/プロデュース)
レイラ:森谷真理(ソプラノ)
ナディール:宮里直樹(テノール)
ズルガ:甲斐栄次郎(バリトン)
ヌーラバット:妻屋秀和(バス)
ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
神戸市混声合唱団
舞台監督:松岡敬太(ザ・スタッフ)
照明:原中治美
演奏曲目 G.ビゼー:《真珠とり》
公演内容 《カルメン》と並びたつ、もうひとつのビゼーの傑作!
メロディとハーモニーが織りなす、 色あざやかなフランス・オペラの世界—
全3幕を演奏会形式・字幕付きでお贈りいたします。
料金 S ¥11,000
A ¥9,000
U-30 ¥4,000
フレンズS ¥9,000〈フレンズ特別価格〉
フレンズA ¥8,100

電子チケット引取サービス 【チケットれすQ】をご利用いただけます。
手数料なしで、お手持ちのスマートフォン、タブレットからQRの受取、入場が可能です。

LINE/メルマガクーポン対象公演です。※使用期限 2024年4月19日23:59
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発売日 フレンズ:2024年3月29日(金)10:30 / 一般:2024年4月5日(金)10:30
お問合わせ 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188

当日券については、主催者にお問合せください。

演奏会形式で味わうオペラの醍醐味

1990年の開館以来、住友生命いずみホールは「コンサートホールならではのオペラ」の可能性を追求してきました。そして今、原点とも言える「音楽の魅力を最大限に味わっていただくこと」をコンセプトに新たな「フランス・オペラ・シリーズ」を開始いたします。プロデュースを務める佐藤正浩はフランス・オペラのスペシャリスト。膨大な作品の中から選り抜きの名作をお贈りしてまいります。

「メロディとアクセント、そしてハーモニーに表れる言葉と音楽の密接な関係こそがフランス・オペラの魅力」と語る佐藤が、シリーズ初回の演目に選んだのが《真珠とり》です。

《真珠とり》はエキゾティックな雰囲気を醸し出す合唱が活躍し、叙情を湛えたアリアや緊迫したアンサンブルなど、人間模様を描き出す聴きどころが豊富。カルメンに並ぶビゼーのもう一つの名作として、近年評価が高まりつつあります。

この公演のために、日本を代表する素晴らしいアーティストが集結。昨年のプレ・コンサートに登場した森谷真理、宮里直樹、甲斐栄次郎に妻屋秀和を加えたソリストが、合唱・オーケストラと渾然一体となってビゼーの傑作を生き生きと上演します。スペシャリストによる演奏会形式だからこそ味わえる、オペラの醍醐味です。どうぞお聴き逃しなく!

《真珠とり》のものがたり

舞台は古代のセイロン島。新しく頭領に選ばれたズルガのもとに旧友ナディールが現れる。かつてレイラをめぐり争ったことがある二人だったが、過去を水に流し友情を誓う。そこへ、ヌーラバットがヴェールを被った尼僧を連れてくる。ナディールは、歌声から尼僧がレイラであることを知り、かつての想いを再燃させる。
レイラとナディールが互いの愛を確かめ合っているところへズルガが現れる。尼僧の正体を知ったズルガは裏切りへの怒りから二人に死刑を宣告する。
友情と嫉妬のはざまで苦悩するズルガに、レイラはナディールの助命を乞う。あることから、レイラが自身の命の恩人あることを悟ったズルガは、二人を助ける決意をするのだった…。

ユースシートにご招待(限定数・先着順)

この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。住友生命いずみホールで音楽を聴いてみませんか。

《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、氏名・年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込開始》一般発売日(4/5)10:30よりメールで受付
《締め切り》公演前日の17時まで(定員に達した時点で締め切り)

ユースシートについての詳細、申込方法等はこちらのユースシートのページをご覧ください。

【限定数/先着】30歳以下のお客様へ特別価格・U-30チケット

小学生以上、公演開催月に31歳の誕生日を迎えられる方までが対象です。U-30チケットはオンライン・チケットサービスのみでの販売です。ご購入方法や条件など詳細は【こちらのページ】も併せてご覧ください。

□当日、生年月日を確認できる証明書を必ずご持参ください。お忘れの場合追加料金が発生します。ご了承ください。
□予定枚数に達した時点で販売終了いたします。
□窓口販売・電話予約の受付はございません。

出演者プロフィール

  • 佐藤正浩(指揮/プロデュース)Masahiro Sato, Conductor & Producer

    東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。ジュリアード音楽院ピアノ伴奏科修士過程修了。1993年、サンフランシスコ・オペラのオーディションに合格、専属ピアニストとして活躍を始める。1995年、指揮者ケント・ナガノの招きでフランス・リヨン国立歌劇場の首席コレペティトールとなり、ナガノ氏のもと2つの世界初演を含む数多くのプロダクションの成功に導く。また、チョン・ミョンフン、ゲルギエフのアシスタントとしてパリ・シャトレ座、ウィーン芸術週間等で活躍。1999年、ダーティントン音楽祭(英)で「イドメネオ」を指揮しデビュー。翌2000年にも同音楽祭に招かれ「ナクソス島のアリアドネ」を指揮。同年新国立劇場で「オルフェオとエウリディーチェ」を指揮し日本デビュー。2012年新作オペラ「白虎」の初演で佐川吉男音楽賞受賞。2013年、三善晃「遠い帆」を仙台で指揮、翌年新国立劇場で再演。東京芸術劇場コンサートオペラシリーズでは、2014年9月ヴェルディ「ドン・カルロ」のフランス語版を日本初演、また2019年10月同シリーズで、ドビュッシーのローマ大賞受賞作の歌劇「放蕩息子」とビゼーの歌劇「ジャミレ」を指揮。2015年12月藤原歌劇団公演でヴェルディ「仮面舞踏会」を、また2019年1月藤原歌劇団公演でヴェルディ「ラ・トラヴィアータ」を指揮、この公演はNHKBS「プレミアムシアター」で放送される。2022年1月、東京芸術劇場コンサート・オペラで、プーランク「人間の声」及びビゼー「アルルの女」を指揮。これまでに読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢等を指揮。慶応義塾ワグネル・ソサィティー常任指揮者。神戸市混声合唱団音楽監督。

  • Ⓒタクミジュン

    レイラ:森谷真理(ソプラノ)Mari Moriya, Soprano

    武蔵野音楽大学、同大学院、ニューヨークのマネス音楽院修了。
    2006年にメトロポリタン歌劇場にて《魔笛》夜の女王役で大成功を収めたのをはじめ、リンツ州立歌劇場の専属歌手を務めるなど欧米で活躍。
    近年ではドレスデンのゼンパーオーパーで「蝶々夫人」主演にてデビュー。
    国内では、新国立劇場「ジュリオ・チェーザレ」、日生劇場「ランメルモールのルチア」、そして、びわ湖ホール「ローエングリン」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」「フィガロの結婚」「こうもり」「ばらの騎士」に連続出演し、高度な歌唱と深い音楽性、迫真の演技で聴衆を魅了した。2025年には「死の都」に出演予定。
    コンサートレパートリーもバロックから近現代曲と幅広く、昨今では佐藤正浩指揮、プーランク 《人間の声》 が新聞各紙で高評され、ベルク『ヴォツェックより3つの断章』、R.シュトラウス『4つの最後の歌』でも称賛された。
    名古屋音楽大学准教授。東京藝術大学講師。洗足学園音楽大学講師。

  • Ⓒ深谷義宣auraY2

    ナディール:宮里直樹(テノール)Naoki Miyazato, Tenor

    東京藝術大学首席卒業。卒業時にアカンサス賞、同声会賞等受賞。同大学院修了後、ウィーン国立音楽大学オペラ科で研鑽を積む。日生劇場『ラ・ボエーム』ロドルフォ、『ランメルモールのルチア』エドガルド、『マクベス』マクダフ、新国立劇場『ばらの騎士』テノール歌手、藤沢市民オペラ『オテロ』表題役、全国共同制作オペラ『ラ・トラヴィアータ』(椿姫)アルフレード、二期会『蝶々夫人』ピンカートン、宮崎国際音楽祭『仮面舞踏会』リッカルド等で絶賛され、コンサートではロッシーニ「スターバト・マーテル」、ヴェルディ「レクイエム」、マーラー「大地の歌」等で高い評価を得ている。NHK「クラシック倶楽部」「NHKニューイヤーオペラコンサート」等にも出演。第23回リッカルド・ザンドナーイコンコルソ第2位。第48回日伊声楽コンコルソ第1位、五十嵐喜芳賞、歌曲賞受賞。第10回東京音楽コンクール声楽部門第2位(1位なし)、同時に聴衆賞受賞など受賞歴多数。二期会会員。

  • ズルガ:甲斐栄次郎(バリトン)Eijiro Kai, Baritone

    東京藝術大学卒業。同大学院、二期会オペラスタジオ、文化庁オペラ研修所を経て、文化庁派遣芸術家在外研修員としてニューヨークで、また五島記念文化賞オペラ新人賞受賞によりボローニャで研鑽を積む。2003年ウィーン国立歌劇場にデビュー。10年間に渡り専属ソリストとして活躍し、ムーティ、ドミンゴ、グルベローヴァら世界の頂点に君臨するアーティストと共演。とりわけイタリア・オペラのプリモ・バリトン役で高い評価を得、42役336回の公演に出演。国内では二期会『フィガロの結婚』表題役、『清教徒』リッカルド、新国立劇場『蝶々夫人』シャープレス等を演じる他、「第九」、「エリア」、「ドイツ・レクイエム」等のソリストを務める。著書に『ライカで綴る古都ウィーン』(アートデイズ刊)がある。第8回ザンドナイ国際コンクール第3位、第10回ティト・スキーパ国際コンクール第1位入賞。東京藝術大学教授、聖徳大学客員教授、洗足学園音楽大学客員教授。二期会会員。

  • ⒸTakafumi Ueno

    ヌーラバット:妻屋秀和(バス)Hidekazu Tsumaya, Bass

    東京藝術大学、同大学院修了。1992年よりイタリア、ミラノに留学。1994年から2001年までライプツィヒのライプツィヒ歌劇場、2002年から2011年までワイマールのドイツ国民劇場専属。今までに出演した主要な歌劇場はベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、デュッセルドルフ・ライン・ドイツ・オペラ、新国立劇場等。欧州、日本でモーツァルト、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニ、ワーグナー、R.シュトラウス等のオペラの主要な役を多くの著名な指揮者、演出家、歌手と共演。これまでに出演したオペラは80余作、演じた役は100役、公演数は1000を超える。恵まれた体躯と深みのある柔らかな歌声と重厚な演技で舞台上において圧倒的な存在感を醸し出している。オペラのみならずオーケストラ・コンサート、宗教曲のソリストとして、また経験に基づいたマスター・クラスなど教育活動にも取り組んでいる。第24回ジローオペラ賞受賞、第3回ロシヤ歌曲賞受賞。第72回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

  • ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団 The College Operahouse Orchestra

    「大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウス」の専属管弦楽団として、1988年4月に組織。定期演奏会は2023年11月で63回となった。
    ザ・カレッジ・オペラハウス主催オペラ公演の管弦楽を担当。また発足当初より学生の研究、学習をサポート。学外では1999年ザ・カレッジ・オペラハウスの引っ越し公演として、東京文化会館と滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールにおいて黛敏郎《金閣寺》の管弦楽を担当。この公演を含む多彩な演奏活動が認められ、2000年第20回音楽クリティック・クラブ賞を受賞。以降も多くのオペラの成功に貢献している。
    2005年9月新国立劇場における「地域招聘公演」第1回として松村禎三《沈黙》の管弦楽を担当、公演は大きな反響を呼んだ。2005年10月ザ・カレッジ・オペラハウスでの《沈黙》および2011年10月の20世紀オペラ・シリーズ、B.ブリテン《ねじの回転》の公演では文化庁芸術祭大賞を受賞。2013年同シリーズ、B.ブリテン《ピーター・グライムズ》の公演では第22回三菱UFJ信託音楽賞を受賞し、1997年ザ・カレッジ・オペラハウスにおける黛敏郎《金閣寺》の公演での第6回三菱信託音楽賞受賞に続く快挙を果たした。
    さらに2014年10月の同シリーズ、鈴木英明《鬼娘恋首引》およびB.ブリテン《カーリュー・リヴァー》の公演は、狂言と能を題材にした内容と上質な演奏が高く評価され3度目の文化庁芸術祭大賞を受賞。2015年創立100周年記念オペラ公演、G.ヴェルディ《ファルスタッフ》の公演では文化庁芸術祭優秀賞を受賞。以上、数々の受賞に貢献している。
    名誉指揮者に飯森範親、山下一史、チャン・ユンスン、正指揮者に牧村邦彦を擁している。
    公益社団法人日本オーケストラ連盟準会員。

  • 神戸市混声合唱団 Kobe City Philharmonic Chorus

    1989年に神戸市が設立した、日本では数少ないプロフェッショナル合唱団。豊富なレパートリーをもち、密度が高く澄みきった美しいハーモニーは高い評価を得ている。2010年にはラトヴィアの室内合唱団「アヴェ・ソル」と姉妹合唱団協定を締結した。神戸文化ホールの専属団体であり、定期演奏会を年に2回行っているほか、姉妹団体である神戸市室内管弦楽団との合同演奏会も行っている。神戸市内では小学校を対象にインリーチ・アウトリーチ活動を積極的に行い、各区の文化センターや病院で公演を行うなど地域に根差した活動に力をいれ、『音楽のまち神戸』の推進にも大きな役割を果たしている。2021年4月より佐藤正浩が音楽監督に就任。プロ合唱団としてさらなる飛躍に努めるとともに、合唱を通して音楽文化向上の取り組みを行うなど、文化振興や社会公益活動にも注力している。

主催

住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕

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