佐藤正浩プロデュース・オペラ プレ・コンサート
『フランス・オペラに恋して』

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日時 2023年8月6日(日)
開場 15:30
開演 16:00
出演者 佐藤正浩(指揮/ピアノ) 
森谷真理(ソプラノ) 池田香織(メゾ・ソプラノ) 宮里直樹(テノール) 甲斐栄次郎(バリトン)
神戸市混声合唱団
演奏曲目 G.ビゼー:《真珠とり》より
「燃えたぎる砂浜の上で」 「聖なる神殿の奥深く」
「ようこそ、見知らぬ方よ」「耳に残るは君の歌声」 「嵐は静まった」

F.プーランク:《カルメル会修道女の対話》より
「お父様、取るに足らない出来事ではありません」 「Ave Maria」
「なぜあなたはこうして目を伏せたまま」

G.フォーレ:「神 永遠に在らしぬ」 (ラシーヌの雅歌)

J.マスネ :《タイース》より
「私は美しいと言って」

J.マスネ :《エロディアード》 より
「儚いまぼろし」

J.マスネ :《ウェルテル》 より
「ウェルテル、誰が私の心の中を」「春風よ、どうして僕を目覚めさせた?」
「終わらないで、ああこの絶望!」
料金 一般 ¥7,000
U-30 ¥2,500 【限定数/先着】小学生~30歳以下のお客様のための特別価格
住友生命いずみホールフレンズ ¥6,300
発売日 フレンズ:2023年3月31日(金)10:30 / 一般:2023年4月7日(金)10:30
お問合わせ 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188

フランス・オペラのエッセンスを詰め込んだ、必聴のプログラム。

【住友生命いずみホール・オペラ】が、2024年に再スタートします。それに先立ち、ことしは新シリーズのプロデューサー佐藤正浩が選び抜いた魅力的なアリア、合唱曲の数々をお贈りするプレ・コンサートを開催します。
2019年に上演した《ピグマリオン》のように、フランスでは「オペラ」が導入されたバロックのころから、舞踊と結びついて発展し、19世紀には「グラントペラGrand Opéra」と呼ばれる大規模なものへと発展しました。さまざまな様式がある「フランス・オペラ」の魅力は言い尽くせないほど。しかし、「メロディー」と「ハーモニー」の美しさが際立っていることは多くの専門家、愛好家の意見が一致しているところです。言葉(フランス語)自体が持つ響きやアクセントと密接に結びついたメロディーは華麗で叙情的。それをささえる和声は変化に富んで、時として微妙な色合いの変化で物語を彩ります。とくに今回取り上げるロマン派の作品では、登場人物たちの内面によりそい、心の機微を浮き彫りにすることで、物語にリアリティを与え、雄弁なものにしています。
素晴らしいキャストが一堂に会し、新シリーズへ思いをはせる珠玉のプログラムをお贈りいたします。ご期待ください。

 

~今回演奏する作品のあらすじ~

《真珠とり》
舞台はセイロン島の漁村。真珠とりの漁師ナディールとズルガのもとに巫女、レイラが現れたことで運命の歯車が回り始めます。ナディールとズルガはかつてレイラをめぐる恋敵でした。3人は友情と恋のはざまで苦悩します。

《カルメル会修道女の対話》
フランス革命のさなか、革命派に従わず信仰を貫き、ギロチンの露と散った16人の修道女たちがいました。プーランクはこの史実に基づき、その中のひとり、ブランシュを軸に「信仰とは何か」を問いかける緊迫した対話劇を作りました。2005年に当ホールでも上演。

《タイース》
古代エジプト、アレキサンドリア。アタナエル(修道僧)とタイース(娼婦)の信仰と肉欲の葛藤の物語です。紆余曲折の末、タイースはアタナエルの導きで魂が救われたと感じ、安らかな死を迎えます。一方で、タイースへの恋の虜になったアタナエルはその死を受け入れられません。ヴァイオリンの官能的な旋律が特徴の間奏曲は「瞑想曲」として知られています。

《エロディアード》
紀元30年のエルサレム。エロド王の妃エロディアードは前夫を捨てた罪を告発する預言者ジャンを捕らえますが、娘サロメはジャンへの愛に死をも厭わず助命を請い願います。新約聖書にある洗礼者ヨハネの処刑を、マスネはR.シュトラウスとは違う角度で壮大なオペラに仕上げました。

《ウェルテル》
原作は文豪ゲーテの「若きウェルテルの悩み」。ナイーブな青年、ウェルテルが想いを寄せるのは婚約者がいるシャルロット。成就することのない想いを胸に旅立ちましたが、帰郷すると彼女はすでに結婚していました。ウェルテルは手紙で想いを伝えますがシャルロットは拒絶。叶わぬ恋のはてに、ウェルテルは自ら命を断ちます。

【限定数】U-30チケットでお得に!

30歳以下のお客様へ特別価格、U-30チケットをご用意いたしました。
U-30チケットはオンライン・チケットサービスのみでの販売です。ご購入方法や条件など詳細は【こちらのページ】も併せてご覧ください。

□当日、生年月日を確認できる証明書を必ずご持参ください。お忘れの場合追加料金が発生します。ご了承ください。
□オンライン・チケットサービス限定販売です。予定枚数に達した時点で販売終了いたします。
□窓口販売・電話予約の受付はございません。
□小学生以上、2023年8月に31歳の誕生日を迎えられる方までが対象です。

ユースシートにご招待(限定数・先着順)

この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。住友生命いずみホールで音楽を聴いてみませんか。

《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、氏名・年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込開始》一般発売日(4/7)の10:30から
《締め切り》公演前日の17時まで(定員に達した時点で締め切る場合もございます)
《申込方法》kikaku@izumihall.jp
件名を「8月6日 ユースシート」とし、メールで以下①②③を上記アドレスまでお送りください。
①来館者の氏名 ②来館者の年齢 ③保護者の電話番号(緊急連絡先)
※ホールからの返信メールが届きましたら受付完了です。
※5営業日を超えて返信メールが届かない場合、お電話でお問合せください(06-6944-1130企画部 10:30~17:30)。
※万一、欠席される場合は必ずご連絡くださいます様、お願い申し上げます。

お申し込みの前に、以下を必ずご確認の上、お申込みください。

□座席はお選びいただけません
□「大阪府青少年健全育成条例」により 16 歳未満の方は保護者の同伴または同意の上、お申し込み・ご来場下さい。
□同伴者のチケットは別途お買い求めください。
□ユースシートエリアに同伴者の方はお座りいただけません。
□同伴者の一般券、学生券等との座席交換はしていただけません。
□当日お渡しするチケットの座席でご観覧ください。
□公演終了後はアンケートへのご回答お願いいたします。

出演者プロフィール

  • 佐藤正浩(指揮・ピアノ) Masahiro Sato

    東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。ジュリアード音楽院ピアノ伴奏科修士過程修了。1993年、サンフランシスコ・オペラのオーディションに合格、専属ピアニストとして活躍を始める。1995年、指揮者ケント・ナガノの招きでフランス・リヨン国立歌劇場の首席コレペティトールとなり、ナガノ氏のもと2つの世界初演を含む数多くのプロダクションの成功に導く。また、チョン・ミョンフン、ゲルギエフのアシスタントとしてパリ・シャトレ座、ウィーン芸術週間等で活躍。1999年、ダーティントン音楽祭(英)で「イドメネオ」を指揮しデビュー。翌2000年にも同音楽祭に招かれ「ナクソス島のアリアドネ」を指揮。同年新国立劇場で「オルフェオとエウリディーチェ」を指揮し日本デビュー。2012年新作オペラ「白虎」の初演で佐川吉男音楽賞受賞。2013年、三善晃「遠い帆」を仙台で指揮、翌年新国立劇場で再演。東京芸術劇場コンサートオペラシリーズでは、2014年9月ヴェルディ「ドン・カルロ」のフランス語版を日本初演、また2019年10月同シリーズで、ドビュッシーのローマ大賞受賞作の歌劇「放蕩息子」とビゼーの歌劇「ジャミレ」を指揮。2015年12月藤原歌劇団公演でヴェルディ「仮面舞踏会」を、また2019年1月藤原歌劇団公演でヴェルディ「ラ・トラヴィアータ」を指揮、この公演はNHKBS「プレミアムシアター」で放送される。2022年1月、東京芸術劇場コンサート・オペラで、プーランク「人間の声」及びビゼー「アルルの女」を指揮。これまでに読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢等を指揮。慶応義塾ワグネル・ソサィティー常任指揮者。神戸市混声合唱団音楽監督。

  • 森谷真理(ソプラノ) Mari Moriya

    武蔵野音楽大学、同大学院卒業後、ニューヨークのマネス音楽院修了。世界各地のコンクールにて優勝、受賞。欧米ではメトロポリタン歌劇場にて2006年に《魔笛》夜の女王で大成功を収めたのをはじめ、リンツ州立劇場の専属歌手を務め、ウィーン・フォルクスオーパーなど多数の歌劇場で活躍。コンサートレパートリーもバロックから近現代曲と幅広く、近年では佐藤正浩指揮、プーランク《人間の声》が新聞各紙で高評され、ベルク『ヴォツェックより3つの断章』、R.シュトラウス『4つの最後の歌』でも絶賛された。
    2022年にはザクセン州立歌劇場で《蝶々夫人》主演、新国立劇場《ジュリオ・チェーザレ》クレオパトラ、日生劇場《ランメルモールのルチア》題名役、びわ湖ホール《マイスタージンガー》他に出演し注目を集めた。
    2019年には「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」にて国歌独唱を務めた。
    名古屋音楽大学准教授、東京藝術大学講師、洗足学園音楽大学講師。

  • 池田香織(メゾソプラノ) Kaori Ikeda

    慶応義塾大学法学部卒業。二期会オペラスタジオ修了。音楽への深い理解と表現力で指揮者からの信頼も厚く、新国立劇場には『ルサルカ』、『魔笛』、『影のない女』等数多く出演。殊に近年ワーグナー作品には欠かせぬ存在であり、二期会『トリスタンとイゾルデ』イゾルデで称賛されたのをはじめ、2017年より4年掛け上演された《びわ湖リング》では『ラインの黄金』エルダ以降、『ワルキューレ』、『ジークフリート』、『神々の黄昏』と三演目でブリュンヒルデを演じ、ワーグナー歌手の第一人者として評価を確立。2021年には新国立劇場でも『ワルキューレ』ブリュンヒルデで絶賛された。他にも二期会『エロディアード』表題役、『サムソンとデリラ』デリラ、びわ湖ホール『死の都』ブリギッタ等で高い評価を得る。
    コンサートでもマーラー「大地の歌」、ワーグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」などで好評を博している。
    2021年度第34回ミュージック・ペンクラブ音楽賞受賞。二期会会員

  • 宮里直樹(テノール) Naoki Miyasato

    東京藝術大学首席卒業。卒業時にアカンサス賞、同声会賞等受賞。同大学院修了後、ウィーン国立音楽大学オペラ科で研鑽を積む。藤原歌劇団『愛の妙薬』ネモリーノ、日生劇場『ラ・ボエーム』ロドルフォ、『ランメルモールのルチア』エドガルド、二期会『蝶々夫人』ピンカートン、『ファルスタッフ』フェントン、東京芸術劇場シアターオペラ/全国共同制作オペラ『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』アルフレード等で絶賛され、コンサートではベートーヴェン「第九」、ロッシーニ「スターバト・マーテル」、ヴェルディ「レクイエム」、マーラー「大地の歌」等で高い評価を得ている。NHK「クラシック倶楽部」「NHKニューイヤーオペラコンサート」等メディアにも出演。第23回リッカルド・ザンドナーイコンコルソ第2位。第48回日伊声楽コンコルソ第1位、五十嵐喜芳賞、歌曲賞受賞。第10回東京音楽コンクール声楽部門第2位(1位なし)、同時に聴衆賞受賞など受賞歴多数。二期会会員

  • 甲斐栄次郎(バリトン) Eijiro Kai

    東京藝術大学卒業。同大学院、二期会オペラスタジオ、文化庁オペラ研修所を経て、文化庁派遣芸術家在外研修員としてニューヨークで、また五島記念文化賞オペラ新人賞受賞によりボローニャで研鑽を積む。2003年ウィーン国立歌劇場にデビュー。10年間に渡り専属ソリストとして活躍し、ムーティ、ドミンゴ、グルベローヴァら世界の頂点に君臨するアーティストと共演。とりわけイタリア・オペラのプリモ・バリトン役で高い評価を得、42役336回の公演に出演。国内では二期会『フィガロの結婚』表題役、『清教徒』リッカルド、新国立劇場『蝶々夫人』シャープレス等を演じる他、「第九」、「エリア」、「ドイツ・レクイエム」等のソリストを務める。著書に『ライカで綴る古都ウィーン』(アートデイズ刊)がある。第8回ザンドナイ国際コンクール第3位、第10回ティト・スキーパ国際コンクール第1位入賞。東京藝術大学教授、聖徳大学客員教授、洗足学園音楽大学客員教授。二期会会員

主催

住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕

特別協力

神戸市混声合唱団

助成

文化庁芸術文化振興費補助金
劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業(地域の中核劇場・音楽堂等活性化)
独立行政法人日本芸術文化振興会

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