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シューベルト 交響曲全曲演奏会④「永遠(とわ)の高みへ」
山田和樹×大阪フィルハーモニー交響楽団
日時 |
2022年9月12日(月)
開場18:30 終演予定20:20 開演19:00 |
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出演者 | 山田和樹(指揮) 小林美樹(ヴァイオリン) 大阪フィルハーモニー交響楽団 |
演奏曲目 | 〔開演20分前から山田和樹と堀朋平によるプレトークあり〕 シューベルト:ヴァイオリン小協奏曲 ニ長調 D345 交響曲 第8番 ハ長調 D944 「ザ・グレート」 ※本公演は休憩がございません。 |
料金 | 単独券:一般¥6,600 学生¥3,300 住友生命いずみホールフレンズ会員¥5,940 4公演セット券(限定数)¥24,000、住友生命いずみホールフレンズ会員¥21,600 (セット券取り扱い:住友生命いずみホールチケットセンターおよびオンラインチケットサービス) |
発売日 | フレンズ:2022年5月27日(金) / 一般:2022年6月3日(金) |
お問合わせ | 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188 |
演奏会に寄せて―
気のおけぬ仲間とのアマチュア・オーケストラから走りだしたシューベルトの交響曲。やがて深い抒情と独創への野心があわさって、史上かつてないスケールの作品が生まれていきます。
8つの完成作にオペラの序曲と協奏曲を加えることで、汗が飛ぶ劇場のスリル、メルヒェンのような異界、神なる山麓のざわめき、そして宇宙の鳴動までもが、住友生命いずみホールから響きだすことでしょう。人なつこい子供の眼で外界とむきあい、短いながらも劇的な成長をとげた一人の青年作曲家。その足跡をじっくり辿ることで、厳しい時代を生きる私たちも、心を“再充電”しようではありませんか!
全公演のタクトをとる山田和樹は、有史以前からつづく宇宙と生命の営みに思いを馳せ、日本の「一期一会」を大切にする思索家。そんなマエストロを中心に、大阪の4大オケが集ってくれます。ここに生まれる“星座”はどんな形を作るでしょうか?
「永遠(とわ)の高みへ」――
この人の筆からこれほど晴朗なシンフォニーが生まれたことは、壮挙……いえ奇跡と呼ぶべきでしょう。
20代後半のシューベルトは、ほぼ全ジャンルにわたって一世一代の飛躍を遂げようと努力していました。ピアノ・ソナタ、弦楽四重奏曲、男性重唱曲、そしてミサ曲……着実に進められていたステップの頂点に位置するプロジェクト、それが「大交響曲」だったのです。
1825年、初夏のザルツブルク地方にひろがる景観のもとで書き進められた交響曲には、大自然と一体化する喜びが歌われています。ここに開かれた広大な音響空間は、のちにシューマンを心の底から感動させ、文字どおり後世の起爆剤となったのです。
そして前半には、たいへん貴重な「シューベルトのコンチェルト」を。兄が弾くヴァイオリンのために19歳で書かれたというこの小品にも、オーケストラを鳴らす喜びが沸き立っています。“さすらい人シューベルト”が一瞬みせた、満面のほほ笑み──その多幸を、ここ大阪の秋空のもとでともに味わいませんか?
ユースシートにご招待
「本物の感動を今、若い世代に」体験していただくため、この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。
この機会に住友生命いずみホールでクラシック音楽を聴いてみませんか。
《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込方法》一般発売日より住友生命いずみホールチケットセンター(06-6944-1188)で受付(先着順・限定数)
ユースシートについて、詳しくはこちらをご覧ください。
出演者プロフィール
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山田和樹 (指揮)Kazuki Yamada
第51回(2009年)ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ほどなくヨーロッパ・デビュー、以降ドレスデン国立歌劇場管、パリ管、フィルハーモニア管、ベルリン放送響、サンクトペテルブルグ・フィル、チェコ・フィル、サンタ・チェチーリア管、エーテボリ響、など各地の主要オーケストラで客演を重ねている。2017年にはベルリン・コーミッシェ・オーパーで《魔笛》、モンテカルロ歌劇場で《サムソンとデリラ》、《ヴォツェック》を指揮して高い評価を得るなど、オペラの分野でも活躍。
2012年からスイス・ロマンド管の首席客演指揮者を務めた他、2016/17シーズンから、モンテカルロ・フィル芸術監督兼音楽監督に就任。2018/2019シーズンから首席客演指揮者を務めるバーミンガム市響では、2023年4月から首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任することが発表された。日本では、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、読売日本交響楽団首席客演指揮者、東京混声合唱団音楽監督兼理事長、横浜シンフォニエッタの音楽監督としても活動している。
東京藝術大学指揮科で松尾葉子・小林研一郎の両氏に師事。
本質に迫るとともにファンタジーあふれる音楽づくり、演奏家たちと一体になって奏でるサウンドは、音楽の喜びと真髄を客席と共有し熱狂の渦に巻き込む。名実ともに日本を代表する人気マエストロである。ベルリン在住。 -
小林美樹(ヴァイオリン) Miki Kobayashi
レオポルド・モーツァルト国際ヴァイオリンコンクールにてギドン・クレーメル氏より審査員特別賞を受賞後、5年に一度ポーランドで行われ伝統と格式あるヴィエニャフスキー国際ヴァイオリンコンクールで第2位を受賞。確固たるテクニックにもとづく、歌心豊かな大きな演奏と艶やかな美音で常に注目を集めて来た。N響はじめ国内主要オーケストラ、さらにはウィーンフィルメンバーと共演する他、名手ヴェンゲーロフや国内外の多くの指揮者からの信頼も厚い。室内楽にも力を発揮するほかNHKはじめ「題名のない音楽会」などTVにも度々出演し多くのファンを獲得している。出光音楽賞の受賞歴や「レコード芸術」誌の特選盤を含む4枚のCDがリリースされている。徳永二男氏、パヴェル・ヴェルニコフ氏に師事し桐朋学園ソリスト・ディプロマコースの特待生からウィーン私立音大で学んだ。
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大阪フィルハーモニー交響楽団 Osaka Philharmonic Orchestra
1947年朝比奈隆を中心に「関西交響楽団」という名称で創立、1960年改称。創立から2001年までの55年に亘り朝比奈隆が音楽総監督・常任指揮者を務めた。大植英次音楽監督時代には「星空コンサート」「大阪クラシック」といった大型プロジェクトで注目を集め、2014~2016シーズンは井上道義を首席指揮者に迎え、「ショスタコーヴィチ/交響曲第4番」「交響曲第7番」「交響曲第11番」の録音で高い評価を得た。2018年4月、尾高忠明が音楽監督に就任。現在、フェスティバルホール(大阪・中之島)を中心に全国各地で演奏活動を展開している。2017年度文化庁芸術祭・優秀賞受賞。2017・2018年度関西音楽クリティック・クラブ賞本賞、大阪文化祭賞を二年連続で受賞。2021年「シベリウス/交響曲第2番」「ショスタコーヴィチ/交響曲第2番、第3番」「ブルックナー/交響曲第9番」を相次いでリリース。2022年、創立75周年を迎えた。
オフィシャル・ホームページ http://www.osaka-phil.com
4公演+9/11レクチャーご招待付きセット券(限定数) |
シューベルト交響曲全曲演奏会 指揮:山田和樹 |
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主催 |
住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕、大阪フィルハーモニー交響楽団 |
助成 |
大阪府芸術文化振興事業 |
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会 ![]() |