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シューベルト 交響曲全曲演奏会 特別企画 レクチャー・コンサート
「シンフォニーは一夜にしてならず」
日時 |
2022年9月11日(日)
開場14:00 開演15:00 |
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出演者 | 堀 朋平(お話)、佐藤卓史(ピアノ、お話)、石橋栄実(ソプラノ) 福西 仁(テノール)、清木ナツキ(フルート) |
演奏曲目 | 喪失と楽園― 「未完成」の部 《あるメヌエットの放蕩息子とおぼしきトリオ》D610 《ズライカI》D720/《わすれなぐさ》D792/《菩提樹》D911/5 《美しき水車小屋の娘》D795より/《しおれた花の変奏曲》D802 山麓がきこえる― 「大ハ長調」の部 《楽興の時》第1番D760/1/《太陽の都I》D753/《太陽の都II≫D754 《夜咲すみれ》D752/《エレンの歌III(アヴェ・マリア)》D839 ピアノ・ソナタD850/《郷愁》D851(初稿)/《全能》D852 |
料金 | レクチャー・コンサート「シンフォニーは一夜にしてならず」の応募は締め切らせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。 8月26日までにはがきが届いていない場合はご一報ください。 |
お問合わせ | 住友生命いずみホール企画部 06-6944-1130 |
シンフォニーは一夜にしてならず
一夜にして書かれたようなシンフォニーもあった。16歳から伸び伸びと走っていた筆致は、しかし劇的な変化をとげる。まるで “世界” そのものの重みを背負わせるかのように人を震撼させ、やがて天上へと帰昇するその音調。第7番《未完成》は“喪失と楽園”をめぐる歌曲のドラマなくしては成立しえなかった。
その3年後、次なるシンフォニーは湖水と山岳に包まれて書き進められた。このうえなく晴朗で、奇跡的な多幸に満ちた第8番《大ハ長調》――“さすらいの作曲家”が一瞬だけみせた満腔のほほえみには、神と融合せんばかりの崇高な歌曲がこだまする。
史上随一の「歌曲作曲家」が辿りついた2つの大作。その背景を5人の音楽家が解き明かします。トークを交えながら、シンフォニーの背景となる名作をたどる……他では絶対に味わえない昼下がりをお楽しみに。
出演者プロフィール
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堀 朋平(お話) Tomohei Hori
住友生命いずみホール音楽アドバイザー。国立音楽大学ほか講師。東京大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。近刊『わが友、シューベルト』(アルテスパブリッシング、2022年)。著書『〈フランツ・シューベルト〉の誕生──喪失と再生のオデュッセイ』(法政大学出版局、2016年)、共著『バッハ キーワード事典』(春秋社、2012年)、訳書ヒンリヒセン『フランツ・シューベルト』(アルテスパブリッシング、2017年)、共訳書バドゥーラ=スコダ『新版 モーツァルト──演奏法と解釈』(音楽之友社、2016年)、ボンズ『ベートーヴェン症候群』(春秋社、2022年)。
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佐藤卓史(ピアノ、お話)Takashi Sato
高校在学中の2001年、日本音楽コンクールで第1位。東京藝術大学を首席で卒業後渡欧、ハノーファー音楽演劇大学ならびにウィーン国立音楽大学で研鑽を積む。その間、2007年シューベルト国際コンクール第1位、2010年エリザベート王妃国際コンクール入賞、2011年カントゥ国際コンクール第1位など受賞多数。N響、東響、日本フィル、大阪響、広島響、ベルギー国立管などと共演。
レコーディング活動にも力を入れており、日本と欧州で多数のCDを発表。2014年より「佐藤卓史シューベルトツィクルス」を展開、ライフワークとしてシューベルトのピアノ曲全曲演奏に取り組んでいる。室内楽、作編曲など幅広い分野で活躍している。
www.takashi-sato.jp
4公演+9/11レクチャーご招待付きセット券(限定数) |
シューベルト交響曲全曲演奏会 指揮:山田和樹 |
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主催 |
住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕 |
助成 |
大阪府芸術文化振興事業 |
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会 ![]() |