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シューベルト 交響曲全曲演奏会②「奔流」
山田和樹×大阪交響楽団
日時 |
2022年9月9日(金)
開場18:30 開演19:00 |
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出演者 | 山田和樹(指揮) 大阪交響楽団 |
演奏曲目 | 〔開演20分前から山田和樹と堀朋平によるプレトークあり〕 シューベルト:交響曲 第2番 変ロ長調 D125 交響曲 第6番 ハ長調 D589 交響曲 第4番 ハ短調 D417 「悲劇的」 |
料金 | 単独券:一般¥6,600 学生¥3,300 住友生命いずみホールフレンズ会員¥5,940 4公演セット券(限定数)¥24,000、住友生命いずみホールフレンズ会員¥21,600 (セット券取り扱い:住友生命いずみホールチケットセンターおよびオンラインチケットサービス) |
発売日 | フレンズ:2022年5月27日(金) / 一般:2022年6月3日(金) |
お問合わせ | 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188 |
聴きどころ
演奏会に寄せて―
気のおけぬ仲間とのアマチュア・オーケストラから走りだしたシューベルトの交響曲。やがて深い抒情と独創への野心があわさって、史上かつてないスケールの作品が生まれていきます。
8つの完成作にオペラの序曲と協奏曲を加えることで、汗が飛ぶ劇場のスリル、メルヒェンのような異界、神なる山麓のざわめき、そして宇宙の鳴動までもが、住友生命いずみホールから響きだすことでしょう。人なつこい子供の眼で外界とむきあい、短いながらも劇的な成長をとげた一人の青年作曲家。その足跡をじっくり辿ることで、厳しい時代を生きる私たちも、心を“再充電”しようではありませんか!
全公演のタクトをとる山田和樹は、有史以前からつづく宇宙と生命の営みに思いを馳せ、日本の「一期一会」を大切にする思索家。そんなマエストロを中心に、大阪の4大オケが集ってくれます。ここに生まれる“星座”はどんな形を作るでしょうか?
「奔流」――
「若書き」という言葉は便利ながら、わきたつ多様性をひと括りにしがち。
最初の交響曲で達成された完璧なバランス感をあえて崩し、翌年のシューベルトは音の“奔流”へと身を投げ入れます。各テーマの拍節感や調配置など、さまざまな点でアン‐バランスを追求した《第2番》は、17歳の衝動を知る最上の音楽。抜群の人気をほこる初期作品です。こうした“ノリ”は、当時のウィーンを席巻したイタリア熱と交わって、さらに渦巻いていきます。身を揺すりながら体中で音楽を楽しむロッシーニ風のスタイルが結晶した《第6番》に、シューベルトのカラっとした一面を楽しむことができるでしょう。
陽光まぶしい「ハ長調」の裏側には、しかしドイツ風の沈鬱な「ハ短調」があります。自らのペンで「悲劇的」と題された《第4番》に匂い立ってくるのは、まぎれもないベートーヴェンの音楽哲学。人を無慈悲にもてあそぶ“運命”と、それを乗り越えた先にある“自由”──当時のドイツ語圏を席巻していた悲劇思想は、シューベルトの創作にも爪痕を残していたのです。「偶数番号の交響曲は、軽め」という臆見はお忘れになって、重厚な2・4・6をご体感ください。 堀 朋平(住友生命いずみホール音楽アドバイザー)
ユースシートにご招待
「本物の感動を今、若い世代に」体験していただくため、この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。
この機会に住友生命いずみホールでクラシック音楽を聴いてみませんか。
《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込方法》一般発売日より住友生命いずみホールチケットセンター(06-6944-1188)で受付(先着順・限定数)
ユースシートについて、詳しくはこちらをご覧ください。
出演者プロフィール
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山田和樹(指揮) Kazuki Yamada
第51回(2009年)ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ほどなくヨーロッパ・デビュー、以降ドレスデン国立歌劇場管、パリ管、フィルハーモニア管、ベルリン放送響、サンクトペテルブルグ・フィル、チェコ・フィル、サンタ・チェチーリア管、エーテボリ響、など各地の主要オーケストラで客演を重ねている。2017年にはベルリン・コーミッシェ・オーパーで《魔笛》、モンテカルロ歌劇場で《サムソンとデリラ》、《ヴォツェック》を指揮して高い評価を得るなど、オペラの分野でも活躍。
2012年からスイス・ロマンド管の首席客演指揮者を務めた他、2016/17シーズンから、モンテカルロ・フィル芸術監督兼音楽監督に就任。2018/2019シーズンから首席客演指揮者を務めるバーミンガム市響では、2023年4月から首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任することが発表された。日本では、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、読売日本交響楽団首席客演指揮者、東京混声合唱団音楽監督兼理事長、横浜シンフォニエッタの音楽監督としても活動している。
東京藝術大学指揮科で松尾葉子・小林研一郎の両氏に師事。
本質に迫るとともにファンタジーあふれる音楽づくり、演奏家たちと一体になって奏でるサウンドは、音楽の喜びと真髄を客席と共有し熱狂の渦に巻き込む。名実ともに日本を代表する人気マエストロである。ベルリン在住。 -
大阪交響楽団 Osaka Symphony Orchestra
1980年「大阪シンフォニカ-」として創立。創設者である、永久名誉楽団代表・敷島博子が『聴くものも、演奏するものも満足できる音楽を!』を提唱。いつも聴衆を“熱く”感動させるその演奏は、「魂の叫び」「情熱の音」と評されている。
2001年1月に、楽団名を「大阪シンフォニカ-交響楽団」に、2010年4月「大阪交響楽団」に改称した。2022年4月、新指揮者体制として、山下一史(常任指揮者)、柴田真郁(ミュージックパートナー)、髙橋直史(首席客演指揮者)の3名が就任、さらなる楽団の飛躍が期待されている。
2006年4月、大和ハウス工業株式会社 代表取締役会長 CEO(当時)樋口武男氏が運営理事長を経て、2018年11月公益社団法人大阪交響楽団理事長に就任。 2020年10月に大和ハウス工業株式会社 代表取締役社長CEO 芳井敬一氏に理事長をバトンタッチした
楽団公式ホームページ(http://sym.jp)
4公演+9/11レクチャーご招待付きセット券(限定数) |
シューベルト交響曲全曲演奏会 指揮:山田和樹 |
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主催 |
住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕、大阪交響楽団 |
助成 |
大阪府芸術文化振興事業 |
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会 ![]() |