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シューベルト 交響曲全曲演奏会①「開かれた扉」
山田和樹×関西フィルハーモニー管弦楽団
日時 |
2022年9月8日(木)
開場18:30 開演19:00 |
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出演者 | 山田和樹(指揮) 関西フィルハーモニー管弦楽団 |
演奏曲目 | 〔開演20分前から山田和樹と堀朋平によるプレトークあり〕 シューベルト: 交響曲 第1番 ニ長調 D82 交響曲 ホ長調断章 D729 第1楽章 交響曲 第7番 ロ短調 D759 「未完成」 |
料金 | 単独券:一般¥6,600 学生¥3,300 住友生命いずみホールフレンズ会員¥5,940 4公演セット券(限定数)¥24,000、住友生命いずみホールフレンズ会員¥21,600 (セット券取り扱い:住友生命いずみホールチケットセンターおよびオンラインチケットサービス) |
発売日 | フレンズ:2022年5月27日(金) / 一般:2022年6月3日(金) |
お問合わせ | 住友生命いずみホールチケットセンター 06-6944-1188 |
聴きどころ
演奏会に寄せて―
気のおけぬ仲間とのアマチュア・オーケストラから走りだしたシューベルトの交響曲。やがて深い抒情と独創への野心があわさって、史上かつてないスケールの作品が生まれていきます。
8つの完成作にオペラの序曲と協奏曲を加えることで、汗が飛ぶ劇場のスリル、メルヒェンのような異界、神なる山麓のざわめき、そして宇宙の鳴動までもが、住友生命いずみホールから響きだすことでしょう。人なつこい子供の眼で外界とむきあい、短いながらも劇的な成長をとげた一人の青年作曲家。その足跡をじっくり辿ることで、厳しい時代を生きる私たちも、心を“再充電”しようではありませんか!
全公演のタクトをとる山田和樹は、有史以前からつづく宇宙と生命の営みに思いを馳せ、日本の「一期一会」を大切にする思索家。そんなマエストロを中心に、大阪の4大オケが集ってくれます。ここに生まれる“星座”はどんな形を作るでしょうか?
「開かれた扉」――
16歳と25歳。この間に、人はどれほど変わるものなのか?
誰もが知る名作《第7番「未完成」》にはどのような“前史”があったのか? その変化と成長を1回のプログラムに圧縮したのが「シューベルト交響曲全曲演奏会」の初日。友人たちのアマチュア・オーケストラで演奏された《第1番》は、完璧なバランスを達成するとともに、トランペットが高らかに響きわたる清々しい作品です。それとは反対に、内面への沈降と天界への帰昇をうたいあげる《未完成》──。病を経て、25歳の音世界はこれほどまでに深いものとなりました。未完成に終わった理由はいまだに謎ですが、内容面でもキャリアの上でも、ここにはシューベルトの飛躍と野心がはっきり刻まれています。
本公演の最大のポイントは、両作をつなぐもうひとつの“未完成”にあります。『シューベルト新全集』は番号を与えていませんが、いまも断固として「第7番」と呼ぶ学者が後を絶たないほど、《ホ長調断章》の存在感は圧倒的。悠然とした音響には、殻をやぶった生命が真の姿を現そうとする、その刹那が記録されているのです。青年の飛躍が凝縮された一夜、ぜひお聴き逃しなく! 堀 朋平(住友生命いずみホール音楽アドバイザー)
ユースシートにご招待
「本物の感動を今、若い世代に」体験していただくため、この公演に小学生から18歳以下の方をご招待します。
この機会に住友生命いずみホールでクラシック音楽を聴いてみませんか。
《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込方法》一般発売日より住友生命いずみホールチケットセンター(06-6944-1188)で受付(先着順・限定数)
ユースシートについて、詳しくはこちらをご覧ください。
出演者プロフィール
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山田和樹 (指揮)Kazuki Yamada
第51回(2009年)ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ほどなくBBC交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー。同年、ミシェル・プラッソンの代役でパリ管弦楽団を指揮。以降、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ドレスデン)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、エーテボリ交響楽団、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団など世界の主要オーケストラに客演を重ねている。
2017年にはベルリン・コーミッシェ・オーパーで《魔笛》、モンテカルロ歌劇場で《サムソンとデリラ》、《ヴォツェック》を指揮して高い評価を得るなど、オペラの分野でも活躍。
2014/2015年にアメリカ・デビュー、2015/2016年にはオセアニア・デビュー。
2021年にはサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団デビューを成功させ、再客演が予定されている。
2012年から2018年までスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務めた他、2016/17シーズンから、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督に就任。2018/2019シーズンから首席客演指揮者を務めるバーミンガム市交響楽団では、2023年4月から首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任することが発表された。
日本では、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、読売日本交響楽団首席客演指揮者、東京混声合唱団音楽監督兼理事長、学生時代に創設した横浜シンフォニエッタの音楽監督としても活動している。
小澤征爾氏の信頼厚く、2010年に指名代役としてスイス国際音楽アカデミーを指揮。以降参加を重ねる他、2012年にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本でオネゲル作曲《火刑台上のジャンヌ・ダルク》を指揮、同時期にサントリー芸術財団サマーフェスティバルでクセナキス作曲《オレステイア三部作》を指揮し、獅子奮迅の活躍が好評を博した。2014年7月にはスイス・ロマンド管弦楽団15年ぶりとなる日本公演を、2016年にはバーミンガム市交響楽団日本公演を成功に導いた。
東京藝術大学指揮科で松尾葉子・小林研一郎の両氏に師事。
出光音楽賞、渡邉暁雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、実行委員会代表を務めた『柴田南雄生誕100 年・没後20年 記念演奏会』が平成28年(2016年)度文化庁芸術祭大賞、日本フィルハーモニー交響楽団と3年に亘り行った『山田和樹マーラー・ツィクルス』が第67回(2017年)芸術選奨文部科学大臣新人賞など受賞多数。
2019年には、世界各国206の国歌を現地語でレコーディングするという“アンセム・プロジェクト”を東京混声合唱団と完結しキングレコードからリリースした他、オクタヴィア・レコード、PENTATONE、EXTON、日本コロムビア(DENON)などから多くのCDを発表。
著述に『「超」音楽対談 オーケストラに未来はあるか』(対談・アルテスパブリッシング刊)、『「自由」の危機 ―息苦しさの正体』(論考集・集英社新書)などがある。
本質に迫るとともにファンタジーあふれる音楽づくり、演奏家たちと一体になって奏でるサウンドは、音楽の喜びと真髄を客席と共有し熱狂の渦に巻き込む。名実ともに日本を代表する人気マエストロである。
ベルリン在住。 -
関西フィルハーモニー管弦楽団 Kansai Philharmonic Orchestra
1970年発足。1982年関西フィルハーモニー管弦楽団として新発足。2018年公益財団法人化。2020年には楽団創立50周年を迎えた。関西を代表する楽団の一つ。
世界的ヴァイオリニストでもあるオーギュスタン・デュメイが音楽監督に、首席指揮者には藤岡幸夫、桂冠名誉指揮者には飯守泰次郎が就任している。
2015年には東大阪市と「文化芸術のまち推進協定」、2020年には門真市と「音楽と活気あふれるホームタウンパートナー協定」を結ぶなど、地元関西の人々や企業に育まれた楽団として地域密着を重視。クラシック音楽の裾野を広げる活動など、明確なビジョンを持ち、挑戦し続ける個性派楽団としてますます好評を博している。
14年10月よりスタートしたBSテレビ東京の音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」(毎週土曜朝8:30~)に藤岡幸夫と共に出演中。15年5月から6月にかけては、スイス・ドイツ・イタリアの3カ国5都市を巡る楽団初のヨーロッパツアー(合計5公演)を開催し、各地で大きな注目を集めた。
オフィシャル・ホームページ http://www.kansaiphil.jp/
4公演+9/11レクチャーご招待付きセット券(限定数) |
シューベルト交響曲全曲演奏会 指揮:山田和樹 |
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主催 |
住友生命いずみホール〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕、関西フィルハーモニー管弦楽団 |
助成 |
大阪府芸術文化振興事業 |
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会 ![]() |