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クラシック音楽専用ホール:公演スケジュール



佐藤俊介&鈴木秀美&スーアン・チャイ
●日時
2017年11月18日(土)
●出演者
佐藤俊介(ヴァイオリン)
鈴木秀美(チェロ)
スーアン・チャイ(フォルテピアノ)
●演奏曲目
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 op.100
      チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 op.38
      *ハンガリー舞曲より抜粋(第1番、第14番、第2番)
      ピアノ・トリオ 第3番 ハ短調 op.101
      ※ヴァイオリン、フォルテピアノ編

メッセージ 佐藤俊介
バロック音楽をオリジナル楽器で演奏するのはもはや一般的になった時代ですが、「ブラームスをオリジナル楽器で?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。ブラームスの時代のピアノや弦楽器も、現代のものと比べて異なる部分が沢山あり、聞き馴染みのある作品も改めてお楽しみ頂けるコンサートになるのではないかと思います。


 まず弦楽器において違うのは「弦」。ブラームスの時代には、現在使われているスチール及びナイロン弦ではなく、羊の腸をよじったガット弦がまだ一般的でした。ガット弦はスチールと比べ音色が暖かく豊かであり、人間の声に近いものがあるとよく言われます。倍音も複雑であるため鍵盤楽器などの他の楽器と調和しやすい特徴もあります。


 チェロは現在、エンドピンによって支えられていますが、19世紀末期までは脚で挟んで弾かれていました。楽器の安定感などの利点もありながら、実はブラームスの時代のチェリスト達はエンドピンはプロのチェリストが使うものではないと思っていたのです。ドヴォルザークのチェロ協奏曲ですら、初演はエンドピン無しだったのです。
 そして今回使用するピアノはJ.B.シュトライヒャーによる1870年代のウィーン式ピアノ。全く同じモデルのピアノが1872年からブラームスが亡くなる1897年までウィーンの自宅にあり (このピアノは世界大戦の戦火によって焼失)、1886年作曲のヴァイオリン・ソナタ第2番とピアノ・トリオ第3番いずれの作品も、このピアノの音色に馴染み切ったブラームスによって書かれたものだと言えるでしょう。
 ブラームスの時代や環境にあった楽器を通して、「本来」のブラームスをダイレクトに味わえる演奏会はあまりないと思います。是非皆さんにブラームスをまるで初めて聴くかのように楽しんで頂けたら幸いです。 佐藤俊介
「本物の感動を今、若い世代に」体験していただくため、この公演に青少年をご招待します。この機会にいずみホールでクラシック音楽を聴いてみませんか。
《対象》小学生以上 18歳以下(公演当日、年齢を確認できるものをご持参ください)
《申込方法》一般発売日8月4日(金)10:00~いずみホールチケットセンター(06-6944-1188)で受付(先着順・限定数)
出演者プロフィール
佐藤 俊介
ヴァイオリン
モダン、バロック双方の楽器を弾きこなすヴァイオリニストとして、活発にコンサート活動を行っている。
バロック・ヴァイオリン奏者としては、コンチェルト・ケルンおよびオランダ・バッハ協会のコンサートマスターを務める。
モダンの分野では、日本の主要オーケストラはもちろん、ベルリン・ドイツ・オペラ管、バイエルン放送響、フィラデルフィア管、ボルティモア響、ナショナル響、シアトル響などと共演。
2010年、第17回ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールで第2位および聴衆賞受賞。出光音楽賞、S&Rワシントン賞など受賞も数多い。2013年よりアムステルダム音楽院古楽科教授を務める。2018年6月1日より、オランダ・バッハ協会第6代音楽監督に就任予定。
録音も第62回文化庁芸術祭で大賞を受賞した「グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集」や、最新盤「テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲」など。「パガニーニ: 24のカプリースop.1」では、世界で初めてガット弦とバロック・ボウを使った歴史的奏法で録音。
鈴木 秀美
チェロ
チェロ、指揮、執筆、録音のディレクター、そして後進の指導と、その活動は多岐にわたる。文化庁芸術作品賞、レコード・アカデミー賞、サントリー音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞ほか多数を受賞。《18世紀オーケストラ》のメンバー、《ラ・プティット・バンド》、《バッハ・コレギウム・ジャパン》の首席奏者を務めた。2001年《オーケストラ・リベラ・クラシカ》を創立、アルテ・デラルコ・レーベルからその録音やソロ、室内楽等をリリース中。《ガット・カフェ》《ガット・サロン》等レクチャー及び室内楽のユニークなシリーズを展開。日本各地、オランダ、ポーランド他のオーケストラに指揮者及びソリストとして客演。山形交響楽団首席客演指揮者。著書に「『古楽器』よ、さらば!」(音楽之友社)、「ガット・カフェ」「無伴奏チェロ組曲」(東京書籍)、「通奏低音弾きの言葉では」(アルテス・パブリッシング)。東京音大チェロ科客員教授、東京藝大古楽科講師。
スーアン・チャイ
フォルテピアノ
スーアン・チャイは、ピアノとヒストリカル・ピアノの双方で高い評価を受けている。 最近では、ブレデンブルグ・ユトレヒト(オランダ)、パリのアメリカ教会でのオール・ベートーヴェンのリサイタル、ショパン自身のプレイエル・グランド・ピアノに注目した、ショパン生誕200年記念祭(イギリス)に出演した。
 オバーリン・カレッジ(アメリカ)でピアノ演奏と生物学の両方の学位を取得し、ニューイングランド音楽院(ボストン)とハーグ王立音楽院(オランダ)を修了した。これまでに、ジャック・ラダンスキー、ノーマ・フィッシャー他に師事。現在、ハーグ王立音楽院でピアノとヒストリカル・ピアノで客員講師を務める。
2013年春、ジョン・ケージやプロコフィエフと、モダン・ダンスのコラボレーションによる8公演のツアーを成功させた。2011年、フォルテピアノによる、初のソロアルバム「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集」がリリースされ、高い評価を得た。2010年よりザーンダイク・ピアノフォルテ音楽祭(オランダ)の芸術監督を務めている。
●主催
いずみホール 〔一般財団法人 住友生命福祉文化財団〕